【2015年上半期アフィリ還元・コスメ&シャンプーの成分を考察】 ディズニープリンセス フレグランスミスト クリスタルソープ

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 2015年上半期amazonアソシエイト還元企画その3です。

2015年上半期amazonアソシエイト還元企画とは?


 ざっくり言うと、amazonアフィリにご協力感謝。

 エステティシャンの得意分野である化粧品やシャンプー、美容機器について成分面や機能面からだらだらと書いてみるよ!

 ということです。はい。




ディズニープリンセス フレグランスミスト クリスタルソープ 50ml (ボディ&ヘア化粧水)
594円

※2015年7月amazonでの価格







成分がどうこうとか言うのは、ナンセンスな気がする・・・。

雑貨扱いではなく、化粧品扱いのようなので一応全成分を記載し、見てみます・


エタノール
香料
ヒアルロン酸Na
グリチルリチン酸2K

以上です。

香料の表示位置と、「フレグランスミスト」という名称に象徴されるように、ほぼ水とエタノールかと思います。

エタノールは抗菌作用とともに、肌に対してはさっぱり感を作り、引き締めて乾燥させる効果を持ちます。

ヒアルロン酸Naはスポンジのように水分を保持する大変すぐれた保湿成分ですが、濃度が高いと粘度が増しますし、肌や髪につけたときに独特のぺたぺたした質感を生みます。

そのため、こういうスプレータイプの化粧水にはあまり向いていないので、ほんの少し、気持ち程度で含まれているぐらいではないかと。


ただ、冒頭でも書きましたが…

ボトルデザインや名称に象徴されているとおり、こういう製品について美容効果とか成分とか言うのは、ナンセンスですよね。


わあ、かわいい!


と、若いお嬢さんがボトルを手にとって、シュッシュして香りを楽しむ。

それでいいと思います。



大人がスキンケア目的に使うのは、ちと厳しいです。

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【2015年上半期アフィリ還元・コスメ&シャンプーの成分を考察】 Areti アレティ クラリティ:リンクル (S) イオン 導入型 美顔器 目もとケア

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2015年上半期amazonアソシエイト還元企画その2です。

2015年上半期amazonアソシエイト還元企画とは?



Areti アレティ クラリティ:リンクル (S) イオン 導入型 美顔器 目もとケア
2,020円

※2015年7月amazonでの価格





こちら、けっこう前にリンクを通してお求めいただいたことに気がつき、興味があったので以前にちらっと取り上げました。

シャンプーでも化粧品でもないのですが、美容機器なのでテリトリー内かと。



率直な印象は、抽象的な表現になりますが…


なんかいろいろ混ざっている気がするし、スゴクふわっとしてる!


という感じです。


まずは商品説明文を確認。
  • 1分間に約9000回の振動で疲れや緊張をほぐします。
  • コンパクトなヘッドでピンポイントのケアに最適
  • マイナスイオンを導入しながら振動トリートメント。
  • アイクリームは直接ヘッドにのせてご使用いただけます。いつでもどこでも手軽にケア
amazon Areti アレティ クラリティ:リンクル (S) イオン 導入型 美顔器 目もとケア Clarity: wrinkle (S) / メンズ 兼用製品ページより


まずですね、この説明文だと私には「振動によるマッサージ機」なのか、「イオン導入機」なのかが気になりました。

マイナスイオンを導入…と、ありますが、エステ業界や美容皮膚科さんで一般的に言う「イオン導入」はマイナスイオンの導入ではありません。

一般的に言う「イオン導入」とは、電気によって特定の成分をイオン化して肌の奥深くまで浸透させることを言います。

多くの場合、深く浸透することによって有意義な「ビタミンC」を導入しますが、最近の新しい方式では分子の大きいコラーゲンやヒアルロン酸を導入したりすることもあります。コラーゲンやヒアルロン酸は肌には定着しないですけれどね。

イオン導入する場合は水分(電気なので)と、イオン化する成分(多くはビタミンCかその誘導体)を含む化粧水か美容液がペアで必要です。



……んがっ! こちらの製品、
 

アイクリームは直接ヘッドにのせてご使用いただけます。いつでもどこでも手軽にケア


との文言が。


え、クリームで導入とか斬新。
これまた、新しい施術キターーーー!!!

と、たぎりました。


が、しかしですね。

どうも専用のアイクリームがあるわけではないようでした。はい。



んーーーーー……

・イオン導入という言葉とともにマイナスイオンが登場してる
・ペアになっている化粧品がない
・お値段が数千円

ということから、我々が言っているイオン導入機とは全く別物であると思います。

イオン導入機は美容機器の中では安価な方ですが、一般向けでも最低1万円前後が目安です。


メーカーさんのwebサイトを確認したところ、ドライヤーなども扱っているので「マイナスイオンドライヤー」の延長線上なのではないかなぁと。

ちなみに、マイナスイオンの美容的な効能は実験結果がけっこうまばらなようです。そのせいか、エステではマイナスイオンを利用した施術、というのは一般的ではありません。



では、こちら美顔機として意味がないかと言うと、そんなことはありません。

1秒間に9000回の振動が得られるわけですから、マッサージ効果は得られるはずです。

目の周りの血流やたるみが気になる方では、何もしないよりはずっと効果を感じられるはず。

ただし、振動によるアプローチはプローブを動かす方向をきちんと知っていなければ、たるみやしわを誘発することになるのでその点では注意は必要かと。

まあ、1秒間に9000回ぐらいの振動ならそんなに気にすることもないのかもしれないんですけれど。


エステで振動によるアプローチを行う場合は「超音波機」を使います。

一般的なのは1M〜5Mぐらいですが、これは1秒間に100万振動〜500万振動です。

施術目的や部位によって使い分けます。


というわけで、お家で手軽にマッサージ効果を得たいときに利用するのに適した美顔機だと思います。

プローブの動かす方向はきちんと勉強してから使ってください!










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市販の基礎化粧品を考察する <美容液> ドモホルンリンクル 美活肌エキス

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この記事は、コアな美容情報に特化した、別館ブログに移動しました。

 

こちらです。

市販の基礎化粧品を考察する <日中用乳液> ソフィーナボーテ UV乳液しっとり

 

 この記事はマニアックな美容情報をまとめた、別館ブログに移動しました。

 

 こちらからご覧いただけます。

<化粧水> 無印良品 エイジングケア化粧水・高保湿タイプ

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無印良品 エイジングケア化粧水・高保湿タイプ
200ml 1,600円


全成分
水、DPG、グリセリン、ローズ水、メチルグルセス−10、PEG−75、BG、ポリクオタニウム−51、フルクタン、ザクロ果実エキス、アンズ果汁、キイチゴ果汁、モモ果汁、レモン果汁、アルニカ花エキス、センチフォリアバラ花エキス、ローマカミツレ花エキス、トウキンセンカ花エキス、ラベンダー花エキス、水溶性コラーゲン、加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸Na、アセチルヒアルロン酸Na、アルギニン、ポリソルベート80、カルボマー、クエン酸Na、フェノキシエタノール、メチルパラベン



高保湿…だ、と?


成分を見て行きます。

植物エキス以外の保湿剤は順に

DPG
グリセリン
PEG−75
BG
ポリクオタニウム−51
フルクタン
水溶性コラーゲン
加水分解コラーゲン
ヒアルロン酸Na
アセチルヒアルロン酸Na


中ほどに高機能の保湿成分のポリクオタニウム-51、後方にお馴染みの高い保湿効果と保護機能、しかも肌への馴染みのよいコラーゲン、アセチルヒアルロン酸Na、そして肌への馴染みはそれほど良くないけれど、高い保水効果を持つヒアルロン酸Naもあります。

んが、しかし。

ポリクオタニウムー51(通称リピジュア)以外は、植物エキス群よりも後方で、乳化剤(ポリソルベート80)や中和剤(アルギニン)などの製品安定のための成分の直前に表示されています。入ってはいるが、存在感は相当薄いと考えて良いでしょう。

ポリクオタニウムー51は、水、DPG、グリセリン、ローズ水、メチルグルセス−10(穏やかな保湿、コンディショニング)、PEG−75(合成ポリマー、保湿)、BGに続いての表示ですが、

基材である水(通常90%前後を占める)に、化粧水としてはお馴染みの「さらっとした成分達」がオンパレードですので、こちらもかなり薄そうです。

ローズ水は細胞賦活、美白・保湿作用などを期待されますが(あくまで期待)、高級な化粧品では水の代わりに基材として採用されることもあります。

そして、成分中ほどは植物エキス類がどどんと。

いろんなところでご紹介していますが、植物エキス類はそのものが働きがかなり穏やかです。

植物を元に薬剤となったものは、強いですけれどね。

<植物を由来にした薬剤の例>
カモミール→カモミラET(美白)
カモミール→アズレン(殺菌)青いうがい薬が有名ですね
カンゾウ等→グリチルリチン酸(抗炎症)
コケモモ等→アルブチン(美白)


植物エキスそのものは、濃度も高く含めることができないですし、効果・効能というよりはイメージの向上を期待して採用されることが多いのではないかと思います。

一応、こちらの製品に含まれる植物エキス達に期待されている作用は次のとおりです。

ザクロ果実エキス…抗老化作用。女性ホルモン様作用と、コラーゲンの分解を抑制
アンズ果汁…鎮静、保湿、皮膚の代謝促進を期待
キイチゴ果汁…保湿、美白効果
モモ果汁…皮膚代謝促進、鎮静、保湿
レモン果汁…収れん、保湿、細胞賦活
アルニカ花エキス…香料
センチフォリアバラ花エキス…香料
ローマカミツレ花エキス…抗炎症、皮膚代謝促進、抗菌
トウキンセンカ花エキス…消炎、鎮痛、清浄
ラベンダー花エキス…香料、収れん、殺菌・抗菌



まとめます。

成分を見た印象では、高い保湿効果を誇る成分が確かに含まれているものの、非常に濃度が低く、十分に効果を体感できるほどではないように思えます。

実際の保湿力はそれなりだと思いますが、一方でメチルグルセス−10、カルボマー(増粘剤)のような保湿力を感じさせる成分が含まれているので、お手入れした直後は実際の品質以上に潤った感が得られるかもしれません。

高い美容効果は期待できなくとも、200ml1,600円というお値段だと、値段相応なようにも思えます。

うーん。

どういう人に、どういうシチュエーションでお勧めする可能性があるのか、私にとってはリアルに想像できない製品です。

可もなく不可もなく、という印象なのです。


書いていてふと気づいたのですが、こちらの製品、無印良品さんですものね!

無印良品さんはシンプルで誰にでも使いやすいを信条にしているのでは、と勝手に感じているのですが、そういう意味ではブランドイメージを最大限に表現した製品と言えるかもしれません。

そうだ、すごく無印良品さんらしい。

そう思ったら大変いじらしい製品に思えてきました。


ただ、美容効果はそれなり、それなりのはずです。
高保湿の謳い文句は※当社製品比 がついていると思っても良いと思います。



無印良品 エイジングケア化粧水・高保湿タイプ
200ml 1,600円


主観的な評価

満点は★5つ
機能 ★★
使用感の予想 ★★★
コストパフォーマンス ★★
----------------------------------
総合 ★★


市販の化粧水を見ていると、2,000円以内の製品はどれも似たり寄ったりで、可もなく不可もなくという印象のものが多いです。


 

<化粧水> ORBIS オルビス ユー モイストアップローション

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ORBIS(オルビス)  ユー モイストアップローション
180ml  希望小売価格 3,024円


全成分
水、BG、グリセリン、酵母エキス、PEG-75、プロバンジオール、加水分解ヒアルロン酸、(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、ポリグルタミン酸Na、ジグリセリン、PPG-24、グリセレス-24、プルラン、PVP、キサンタンガム、クエン酸、クエン酸Na、ペンテト酸5Na、フェノキシエタノール、メチルパラベン


普段は、当店を実際にご利用いただいているお客様向けとして、pass付きで書いている市販の基礎化粧品考察ですが、ちょっと今回はpass無しでどなたにもご覧いただけるようにしてみようかと思いました。

何となく。

強いて言うならやっぱり年末だからでしょうか。(なんじゃそりゃ)




これまで、オルビスさんの製品は

ORBIS オルビス エクセレントエリッチエッセンス
ORBIS オルビス リフト ブライト エッセンス
ORBIS オルビス ホワイトニング エッセンス
ORBIS オルビス クリア ホワイト エッセンス

※ 上記の記事は全て当店のお客様のみご覧いただけるよう、passがついています。ゴメンナサイ

4製品(すべて美容液)を考察してみました。

化粧水は初ですね。


メーカーさん曰く、

新理論エイジングケア

つけた瞬間に吸い込まれるような浸透感でHSP(ヒートショックプロテイン)とうるおいを角層のすみずみまで一気に送り届け、うるおい密度の高い肌に整えます。

 とのこと。


成分を見て行きます。

保湿成分が表示順に
BG
グリセリン
酵母エキス
プロバンジオール
加水分解ヒアルロン酸
(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10
グリコシルトレハロース
加水分解水添デンプン
ポリグルタミン酸Na
ジグリセリン
PPG-24
プルラン

いっぱい入っています。


BG、グリセリン、プロバンジオールのようなさらっとした保湿剤(吸湿性により保湿)を主体に、加水分解ヒアルロン酸。

これは以前からよくあるし、よく見る構成だと思います。


この製品の目論見や個性を感じるのは、酵母エキス、ポリグルタミン酸Na、プルランあたりでしょうか。

酵母エキスは保湿作用、細胞賦活作用、美白作用などを持つと考えられている成分で、ポリグルタミン酸は、グルタミン酸のポリマーで保湿性、天然保湿因子(肌が持つ水分蒸発を抑える力)の産生促進作用があるようです。

さらに、プルランは黒酵母菌を用いて作られる成分で高い保湿作用とともに、製品の機能性や触感を高める性質があるそうな。

いずれも「食品」をイメージさせる成分ですね。


酵母エキス(関連成分含む)は、ここ1,2年で配合されている製品が増えてきています。

業務用の製品にもかなり増えてきていて、いくつもテストしてみたことがあるのですが、ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンのように水分をがっちり保持するタイプの強い保湿成分に比べると、あまり存在感を感じないなぁ… というのが正直な印象です。

実際、酵母エキスだけが高濃度で含まれる化粧品はまだお目にかかったことがないので、何ともいえないのですけれどね。

今回の製品もそうですが、大抵はそれら強い保湿成分と組み合わさっていることが多いですし。

美白効果についても、メラニンの淡色・還元効果を持つハイドロキノンはもちろん、メラニンの生成を抑えるVC誘導体、アルブチン、トラネキサム酸あたりに比べるとやはり感覚的には存在感は薄く感じますし、理論的にも有用性を示すデータやどのタイプの美白作用なのかなど、詳しくかかれている資料もまだ見たことがないです。

酵母前面打ち出しの美白化粧品は業務用でもまだ見たことないしなぁ…。

保湿にしろ、抗老化にしろ、美白にしろ、補佐的な役割でちょっぴり入っているイメージ。

それが私の中での酵母です。



そんなわけで、このあたりの成分には私個人的には、「効果」(※化粧品は効果を謳ってはいけないのですけれどね。あくまで慣用句的表現としての効果)はそれほど期待できないのではないかと。


保湿の要は、表示位置からすると濃度が低そうな気がするけれど、やはり加水分解ヒアルロン酸。

そして、(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10 かな、と。

(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10 はエステル類の一種で、高い吸水性とバリア機能を持っています。ちょっとセラミドっぽい感じですかね。



さて、いつもは成分だけ見てあーだこーだ好き放題言っているのですが、今回はたまたまサンプルを入手したのでサンプルを開けて、感触を確かめてみます。

感触やニオイでどの成分がどの程度入っているか、なんとなく思いを馳せることができるのですハート

仕事のために勉強しはじめたとはいえ、ここまで来ると自分でもちょっと気持ち悪いなぁと思います。


まあ、いいや。

サンプルのパウチを開けてみました。


色はほぼ透明、液剤はややとろみがあります。

余談ですが、とろみがある=保湿力が高い とは一概には言えません。

ヒアルロン酸のようなものが高濃度で含まれるととろみは増しますが、一方で、増粘剤といって、質感の調整のために粘度をつける成分もあります。

この製品にも増粘剤が含まれており、おなじみのキサンタンガムとPVPがそうです。(PVPは他に乳化安定、分散などの機能も持ちます)


メーカーさんの製品紹介文どおり、「つけた瞬間に吸い込まれるような浸透感」はあります。

これは採用されている保湿剤が、元々さらっとした質感のものが多いせいだと思います。

ヒアルロン酸は加水分解されているといえども、やはり存在感は思ったとおり、薄い感じです。

馴染ませたあと最後に残るコーティングされたような感触が(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10、プルラン、PVPあたりのせいなのかな、と。シリコーンが含まれているわけではないけれど近い質感が残り、この辺がとても市販の化粧品らしい。


と、ここまで見てきて、とっても気になったんですけれど、

メーカーさんの製品紹介文にある「HSP(ヒートショックプロテイン)」の件。

ヒートショックプロテインというと、大昔前にあるシャンプー&トリートメントに配合されて一躍脚光を浴びたと思うのですが。

どうもこのHSPが含まれているということなんですよね。


メーカーさんのシリーズ特集ページには、

HSPとは…
紫外線などの影響で傷ついた酵素を修復して活性化するたんぱく質。加齢によって減少しますが、化粧品で補えることが知られています。


HSPが働くと…
HSPはダメージを受けた酵素を見つけて修復、活性化させることができます。たとえば、ハリが低下している肌はハリを与える酵素が、透明感がなくなっている肌は透明感を高める酵素がHSPによって活性化。一人ひとり違う肌の弱点を集中的にケアすることができるのです


とのこと。

ふうむ…。

ヒートショックプロテインは細胞が熱にさらされたときに現れて(増えて?)、細胞を保護したり修復したりするというやつ。

あくまでも活発化するのは「熱等の刺激、ストレスにさらされたとき」という前提が必要だと思うのですが、このあたりのニュアンスがこの説明文からは読み取れません。

仮に、やはり熱などの刺激、ストレスが必要なのだとしたらどうしたらいいんだろう。

塗ってからスチーム当てる…とかでしょうか。

そんな使用方法サンプルには書いてなかったし、どうなんだろう。


それに、ハリを与える酵素… 透明感を与える酵素…

って、なんだろう。

初めて聞きました。

化粧品でよく使う酵素は、たんぱく質分解酵素や脂肪分解酵素(加水分解酵素に属する)ですね。

プロテアーゼもリパーゼも角質ケアの洗顔料やローションによく使われています。リパーゼはあまり効果はないと思うんですけれど、余分な脂肪を分解するという名目でボディ用化粧品にも含まれているのを見たことがあります。


美容理論的には、「ハリ」は表面的には肌の水分量の問題、根本的には肌の土台である真皮のコラーゲンやコラーゲンを支える線維(エラスチン)などの量と質の問題と考えられています。

「透明感」は定義があいまいなのですが、あえて定義づけをするなら「肌表面の光の反射具合」であるという考え方があります。凹凸が少ない(角質肥大が起きていない)肌は光の反射が均一で量も多いのだとか。まあ、曖昧な部分なのであくまでも考え方のひとつです。

なので、エステでハリのある肌を意図して施術するなら、肌の水分量を上げ、真皮のコラーゲンの産生促進を刺激するようなことを化粧品や美容機器を用いて行います。

透明感を目指すなら、真っ先に角質ケアですね。


うーーん。

別世界に迷い込んだかのような感じです。

間違っているとか、正しいとかそういう次元でないですね。

ああ、そうか。

これが新理論という意味か。(妙に納得)



と、大分迷路に迷い込んでいる感じはありますが…

で、結局このHSPはどの成分なんだと。

ありました。

製品の特徴を羅列した部分に「HSP含有酵母エキス」。

なるほど、HSPは酵母エキスに含まれているようです。


酵母エキスにはアミノ酸、ミネラル、ビタミン、脂質、たんぱく質などが含まれているということですので、そのたんぱく質の部分がHSPになっているということでしょうか。

いや、ますます分からん。




えっと、収拾つかない感じになっているので今ある情報と、考えたことでまとめてみます。


「新理論エイジングケア」というキャッチコピーですが、現在の美容理論では「保湿化粧水」に分類されると思います。

しかも、高い保湿力を持つ成分を含んでいませんので、保湿力も高いとは言えないかと。

実際、今回サンプルをテストしましたが、つけた瞬間は馴染みがよく感触も良い(そういう成分が入っている)のですが、水分をラメラ構造に保持するタイプの美容成分を含む化粧水に比べると、潤いが持続しない感がありました。

現在、一般的に抗老化剤と言われている成分も、ほとんど含んでいません。強いていうなら、酵母エキスには細胞賦活作用があるといわれているので、その1点のみでしょうか。

ただ、HSPや酵素のあたりがまさに新理論なので、手持ちの資料や書籍をひっくり返して見ても、どこでどう機能するのかよく分かりません。

未知の理論に賭けたい方には面白い製品だと思います。


最後にコストパフォーマンスについて。

この製品、180mlで税込3,024円と何とも絶妙な価格。

業務用、市販含め様々な化粧水を見てきた感覚で直感的にいえば、やや高いように感じました。

3,000円台の化粧水は他の価格帯と比べると製品数が多く、方向性も(おおまかには、美白、保湿、抗老化、そしてそれらの中間など)かなり選べてしまうんですよね。

2,000円台なら成分的にとってもお値打ち感がありました。

ただこれも、未知の理論を付加した場合変わってくるのかも。


興味のある方はお試しあれ。


久しぶりに、成分見てとってもワクワクしましたゆう★






ORBIS(オルビス)  ユー モイストアップローション
180ml  希望小売価格 3,024円


主観的な評価

満点は★5つ
機能 ★★
使用感の予想 ★★★
コストパフォーマンス ★★
----------------------------------
総合 ★★★



と、いうようなことを、普段のフェイシャルエステで使う化粧品を決めるため、お客様の効果的なホームケアのために日常的に行っています。

これは、分析ではなく考察です。

美容理論や皮膚科学を判断基準に考えるようにしていますが、あくまでのイチ、エステティシャンの主観による個人的な意見です。

化粧品はご自分が価格、効果、入手方法に満足していればそれで良いと思います。

ただそのいずれかに満足していないのなら、思い切って見直しをしてみるとコストダウンして、なおかつ効果倍増ということもあると思います。

実際、当店のお客様にはそういう方が多いです。

化粧品は浪費にもできますが、投資にもできます。

全ての方が自分の生活の身の丈にあった予算内で、最大の美容効果を得られるように願い、そのための活動をしています。



--------------
基礎化粧品の見直しのご相談、美容の範疇でのお肌のご相談はぜひ当店へ



業務用の化粧品(考察・テストの末選んだ信頼の製品!)詰め込んだ福袋、アリマス。

郵送でお届けする通販スタイルです

 

<美容液>AYURA アユーラ fサインディフェンス セラムオプティマイザー(医薬部外品・敏感肌用美容液)

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<ゆらぎ肌 薬用美容液>アユーラ fサインディフェンス セラムオプティマイザー(医薬部外品)
7.0ml×3本(21ml)6,500円+税


先日承った基礎化粧品の見直し前にお客様が使用していた製品です。

成分を見た印象は、「なんとも不思議な製品」です。

不思議なので詳細に見て行きます。


全成分

有効成分
トラネキサム酸…2002年認可の美白剤。メラノサイト(しみの元をつくる場所)を不活性化するタイプの美白
グリチルリチン酸ジカリウム…抗炎症、抗アレルギー

その他の成分
精製水…基材
1,3−ブチレングリコール…BGのこと。吸湿性により保湿
濃グリセリン…吸湿性により保湿。
ポリエチレングリコール1500…PEGのこと。合成ポリマー。水分揮散を防ぐ
ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル…界面活性剤。乳化、可溶化
トリメチルグリシン…ベタインのこと。保湿剤
キシリット…キシリトール。保湿剤
ヒアルロン酸ナトリウム(2)…強力な保湿剤
クエン酸ナトリウム…ph調節剤、収れん
ポリオキシエチレンフィトステロール…界面活性剤。乳化、乳化安定、可溶化
メタリン酸ナトリウム…金属イオン封鎖剤。油性原料の変臭、変色を防ぐ
クエン酸…ph調節剤、収れん
ピロ亜硫酸ナトリウム…酸化防止剤
イチョウエキス…植物エキス。保水、保湿、皮膚柔軟性、シミ・ソバカスの防止など
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム…ヒアルロン酸をアセチル化したすぐれた保湿剤。
ベルゲニアシリアタ根エキス…保湿
オウバクエキス…植物エキス。ステロイド様働き。消炎、収れん、抗菌
フェノキシエタノール…防腐剤


有効成分が含まれており、申請を行っているため「医薬部外品」表記です。

有効成分はメラノサイト(シミの元を作るところ)を不活性化するタイプの美白剤のひとつ、「トラネキサム酸」とステロイド様の働きで抗炎症、抗アレルギー作用を持つお馴染みの成分、「グリチルリチン酸ジカリウム」です。

美容成分(肌に美容効果のある成分)は、

1,3−ブチレングリコール…BGのこと。吸湿性により保湿
濃グリセリン…吸湿性により保湿。
ポリエチレングリコール1500…PEGのこと。合成ポリマー。水分揮散を防ぐ
トリメチルグリシン…ベタインのこと。保湿剤
キシリット…キシリトール。保湿剤
ヒアルロン酸ナトリウム(2)…強力な保湿剤
クエン酸ナトリウム…ph調節剤、収れん
クエン酸…ph調節剤、収れん
イチョウエキス…植物エキス。保水、保湿、皮膚柔軟性、シミ・ソバカスの防止など
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム…ヒアルロン酸をアセチル化したすぐれた保湿剤。
ベルゲニアシリアタ根エキス…保湿
オウバクエキス…植物エキス。ステロイド様働き。消炎、収れん、抗菌

というラインナップ。



美容効果のためでなく、品質安定、製品の成り立ちのために必要な成分が


ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル…界面活性剤。乳化、可溶化
クエン酸ナトリウム…ph調節剤、収れん
ポリオキシエチレンフィトステロール…界面活性剤。乳化、乳化安定、可溶化
メタリン酸ナトリウム…金属イオン封鎖剤。油性原料の変臭、変色を防ぐ
クエン酸…ph調節剤、収れん
ピロ亜硫酸ナトリウム…酸化防止剤
フェノキシエタノール…防腐剤

と、なっています。



まず、不思議なのは

なぜ美白美容液ではないのか

という点です。


確かに、トラネキサム酸はシミがあるところには慢性的な炎症が起きていて、その炎症を鎮める効果があるそうですが、抗炎症作用ではなく、あくまでも美白剤として認可を受けています。


メーカーさんの製品販売ページには、製品名の下に「敏感肌美容液」との文言があり、さらに製品PR文には

Wヒアルロン酸*1がうるおいをたっぷりキープし、突然のゆらぎにもスピーディーに対応。1週間集中ケアで、肌自らが持つ衛気を守り、乾燥・肌あれ・ニキビになりやすい不調な肌をしっとりやわらかな快調肌に保つ薬用美容液です。

アユーラ化粧品オンラインショップより引用 http://www.ayura.co.jp/jp/OnlineShop/commodity_param/ctc/+/shc/0/cmc/10054258/backURL/http%28++www.ayura.co.jp+jp+OnlineShop+main/detail.html

とあります。

やっぱり、美白の「び」の字も出てこないんですよね。

実際、ご使用だったお客様は美白成分を使っているという認識はなく、肌が荒れたので慌ててこの「敏感肌美容液」という名称の美容液をお求めになったそうです。


さらに不思議な点は、

なぜ3本に分けたのか

ということ。


これまたメーカーさんの製品ページによれば、

朝晩、化粧液で肌を整えたあとに使用します。
手のひらに約1.5cm円程度(約0.5mL)をとり、顔全体になじませます。
防腐剤(パラベン)無添加のため、1本を10日以内に使いきってください。


と、あります。

確かにパラベンは入っていないのですが、防腐剤として「フェノキシエタノール」がしっかり入っています。

フェノキシエタノールは立派な防腐剤です。

確かにフェノキシエタノールはパラベンに比べると対応する細菌の幅が狭いそうなのですが、昨今はパラベン類が不人気(旧表示指定成分のため)なので、防腐剤がフェノキシエタノールのみという製品はゴマンとあります。

業務用は特に多いです。業務用は業務に使う人や、意識が高い方が使用するケースが多いので、パラベン嫌いの人が多いらしいのですよね。

また、ハイドロキノンやビタミン系のような壊れやすい美容成分を含む製品は、こうした小さな容器に分けられていて、冷蔵保存や遮光保存が注意書きに添えられているものもありますが、特にそういう成分は見当たりません。



うう〜ん…………


私、どんな製品でも良いところとちょっと心配なところを両方見つけて、少しでも良いところにスポットを当てるのを信条としているのですが。

これは「効果・効能」という観点からはちょっと擁護できない、というのが正直なところです。



ワタクシ、プライドを持って自身のことを「商人」と思っているのですが―――――

たとえお客様を欺いたり騙したりしても、儲けられれば良い、自分さえよければ良いと思っている商人は軽蔑しています。

お客様に尽くす一方でももちろん成り立たないんですけれど、商人はお客様とwinwinの関係を目指すべきと思っているのです。

成分どうこうの前に、コレ、ちょっとそこに触れちゃうな。


厳密には、騙したり欺いたりしているわけでないです。

もちろん景品表示法にも触れないと思う。


防腐剤(パラベン)不使用 カッコパラベンなわけだから、防腐剤が入っていないとは書いてないし。

抗炎症、抗アレルギー作用を持つ グリチルリチン酸ジカリウムとオウバクエキスも入っているので、全く敏感肌用と言えなくもないし。(オウバクエキスは防腐剤のひとつ前だからほんの少量だと思うけど)


でも、私の感覚から言ったらけっこうグレーだなぁと思うのです。

私の知らない成分の効能や、組成上欠かせない理由があって、敏感肌用で3本に分かれていると信じたいくらいです。


だって、お客様は成分を見て化粧品を選ぶわけではないですから、


敏感肌用美容液 → 防腐剤が入ってなくて、3本に分かれている → すごく肌に優しそう、肌荒れに効きそう!


って、なっちゃうと思うんですよね。普通に考えて。


実際にお客様はそうなって、荒れた肌を何とかしたいと思ってこの製品を購入したは良いものの、イマイチ肌の調子が良くならず、ご相談にいらしたわけですからね。


しかも、この製品のさらに気になる点は、組成上も 肌に低刺激……だ、と? と、「?」がついてしまうところです。

先にご紹介しましたが、界面活性剤、品質維持のための成分、かなりしっかり入っていますし、保湿剤もBG、グリセリン、PEG、合成ポリマーと古くからある成分が主で、残念ながら強くないです。

優れた保湿剤であるヒアルロン酸ナトリウムとアセチル化ヒアルロン酸ナトリウムが入っているのですが、かなり表示は後方。

この価格帯で敏感肌用を謳うなら、肌のバリア機能を強化する成分類や、さらに強い保湿剤が入っていて欲しいところです。


AYURA自体は、パッケージがとってもキュートで香りも良いし、すごく個人的には好きなブランドです。

服屋に勤めていて、まだ何も知らないときは実際に使っていましたしね。

朝晩に鏡の前であのキュートな化粧品を使うこと自体が楽しみだったように思います。



もっとパッケージの可愛らしさとかで打ち出せばいいのに (・ε・)ムー




化粧品は、何も効能や効果が全てではないと思うんです。

憧れのブランドを使っているという満足感とか、百貨店のブースでお買い物する心地良い緊張感とか、そういう理由で化粧品を選ぶのも全然愚かなことではありません。

だけど、本当に肌に不調が出て困っている人が化粧品を選ぶときは、きちんと判断ができるように効能についてはなるべく正しい出し方をするべきだと思うんです。

特に美白剤は最近安全性についても注目が高まっています。


今回、こんなにヒートアップしたのは「トラネキサム酸」だったせいかもしれません。

今年5月に厚生労働省が「ロドデノール配合薬用化粧品以外の医薬部外品・化粧品の使用者に発生した白斑等に係る報告」というのを出しているのですが、ここにトラネキサム酸があがっています。

※ トラネキサム酸そのものが危険な成分ということではないと思います。個人の感受性とか、使用量とか使用歴、使い方、使用環境とかいろんな要因があると思うので

もし何かあったときに、どの成分が原因になりうるのか分かりにくくするようなPRは、控えた方が良いと思うのです。

こんなことしていたら、ますます美容の世界は胡散臭いという認識が広まってしまう…。

考えすぎかもしれないけれど、そんな危機感を持たせてくれた製品です。




結論1: 組成上は敏感肌用美容液というよりは、美白美容液の方がニュアンス的に的確だと思う

結論2: 効果、効能を求めるよりもブランドそのものが好きな人、パッケージの可愛らしさに満足感を覚える人向き



***

<ゆらぎ肌 薬用美容液>アユーラ fサインディフェンス セラムオプティマイザー(医薬部外品)
7.0ml×3本(21ml)6,500円+税

主観的な評価

満点は★5つ
機能 ★
使用感の予想 ★★★
コストパフォーマンス ★
----------------------------------
総合 ★


amazonさんにメーカーさんのショップがあるらしいです

 


余談 : ご相談者さんのその後……

ご相談者さんは、顔全体に吹き出物が出るという強い症状は落ち着いたものの、いらしたときにはまだまだお肌全体がごわつき、治りかけの小さな吹き出物が顎や鼻の下、額などの皮脂分泌量の多い場所に出ている状態でした。

通常この状態ではリスクが高いのでフェイシャルエステは控えるのですが、悪化する可能性もあるけれどきれいになる可能性もあるならトライしたい、というご要望があり、吹き出物に痛みなどはなく、皮膚科受診の予定もないということだったので、フェイシャルエステを敢行。

古い角質をケアし、肌を柔らかくする洗顔料を用いて新陳代謝を促した後、触らせていただいた感じ、ずいぶん皮脂が多く感じたので過剰な皮脂を抑制するためにVC誘導体をたっぷり含む美容液を使ってイオン導入しました。

その後、毎日使う化粧品も古い角質をケアする洗顔料をプラスして角質肥大を予防し、化粧水とクリームには優れた浸透力を持つ新型のビタミンC誘導体配合のものを、美容液には高い安定力のビタミンC誘導体と強い保水力を持つ保水剤を含むものを選び、サンプルをお渡ししてお使いいただきました。

エステ後から肌の状態が安定し、サンプルを使用した数日間ですっかり調子が良くなったそうです。

こう文章に起こすと我ながらとっても胡散臭いなぁ、と思うのですが、嘘のような本当の話。

美容的ケアが大変うまくいったケースだとこういうことがあります。


 

<クリーム> アスタリフトホワイト クリーム



アスタリフトホワイト クリーム
30g5,000円+税


全成分

有効成分
アルブチン
グリチルリチン酸ジカリウム

その他の成分
コラーゲン・トリペプチド F・水溶性コラーゲン液・アスタキサンチン液・N-アセチル-L-ヒドロキシプロリン・ツボクサエキス・ヒアルロン酸Na-2・アンズ果汁・スクワラン・天然ビタミンE・大豆リン脂質・ペンチレングリコール・DPG・濃グリセリン・PEG6000・ベタイン・BG・シア脂・サラシミツロウ・ベヘニルアルコール・親油型ステアリン酸グリセリル・イソステアリン酸POEグリセリル・ジメチコン・高重合ジメチコン-1・シクロペンタシロキサン・アクリル酸ナトリウム・エタノール・オレイン酸ポリグリセリル・ショ糖脂肪酸エステル・グリセリン・フェノキシエタノール・香料・粘度調整剤・pH調整剤


ちょっとまた間が空いてしまったのですが、アスタリフトホワイトシリーズ最後となるクリームです。

* 関連記事
アスタリフトホワイト ローション(化粧水)
アスタリフトホワイト エッセンス インフィルト(美容液)


成分を見ていきます。

有効成分は「アルブチン」と「グリチルリチン酸ジカリウム」なので、化粧水と同じです。

アルブチンはメラニンの合成を抑制するタイプの美白剤、グリチルリチン酸ジカリムは美白剤ではなく、抗炎症、抗アレルギー作用を持つ成分です。

保湿剤や抗老化剤については、美容液とやはりほぼ一緒ですね。

シリーズひとつひとつの製品を見て行きましたが、結局、化粧水、美容液、クリームとライン全てを使用することを前提として作られているように感じます。

同じ成分を化粧水、美容液、クリームと重ねていくことで濃度を上げようという目論見かと。

先日upした 【変態エステティシャンが本気出す】100均コスメで組む最上スキンケアライン〜ダイソー編〜 の美容液のところでちらっと触れたのですが、市販の化粧品のシリーズはこういう作りのものが多いです。

逆に業務用化粧品はお客様の目的や肌のコンディションによって化粧品を使い分けること前提としていますので、保湿、美白、抗老化、それぞれに有効な成分が限られた種類で高濃度に含まれているタイプが多いです。

効果という点でいくと、やはり後者の方が分かりやすいと思います。

ただ、限られた成分しか含まないので包括的な美肌ケアをしようとすると使う製品数が増えるので、コストが上がってしまうのが難点。

予算に余裕があり、結果を求めたい場合は後者のタイプの化粧品をお勧めします。


話戻ります。


美容成分は化粧水、美容液とほとんど同じなので美容液の記事を読んでいただくと良いかと思うのですが、違いは「クリーム」というだけあって、基材となる油性原料や、それらと美容成分をきちんと混ぜるための乳化剤、可溶化剤、使用感調節剤などが後半にドバっと入っています。

親油型ステアリン酸グリセリル…エステル油。乳化、エモリエント、使用感調節
イソステアリン酸POEグリセリル…エステル油。乳化、エモリエント、使用感調節
ジメチコン…シリコーン油、皮膜形成、エモリエント
高重合ジメチコン-1…シリコーン油、皮膜形成、エモリエント
シクロペンタシロキサン…シリコーン油、皮膜形成、エモリエント
オレイン酸ポリグリセリル…オレイン酸とソルビトールの結合体。油性原料
ショ糖脂肪酸エステル…界面活性剤、乳化

↑ 成分表示の後半このあたりがそうです。


クリームは化粧品の中でもお値段と成分の品質が割りと比例しやすいアイテムです。

クレンジング、洗顔、化粧水、美容液はあまり比例しないことが多いのですけれど。



クリームの基材となる油性原料や乳化剤、表面をつやっとさせつつベタベタしないシリコーン油系などの成分は、お安いクリームほど含有量が高くなる傾向があります。→ 成分表示の前半に出ている

5,000円クラスだとさすがに後半に出てきますね。

ただ、5,000円クラスはかなり製品数も多い価格帯なので、後半の成分群がちょっとひっかかる感じがします。

こんなにこれらの成分が入っていない製品もあるんですよね。

あと5,000円クラスのクリームで美白に特化するのならもう少し新しい成分が入っていても良いと思うし、逆に総合美肌クリームならもう少し強い保湿剤が入っていても良いと思うのです。



アスタキサンチン液や、N-アセチル-L-ヒドロキシプロリン、トリペプチド Fなど、肌の老化やトラブルに対し根本的なアプローチをする成分が含まれているのは魅力的なのですが、一方で使用感やお値段にも配慮(苦慮?)したことがうかがえる製品シリーズだなぁ、と思います。

市販品の中ではかなり高品質だと思うけれど、化粧水や美容液でも書きましたがどこか決め手に欠ける印象です。

もしお使いになるのなら、こちらは化粧水、美容液、クリームとシリーズで使用し、使用量もケチらずに使ってはじめて性能が発揮できるタイプだと思います。






アスタリフトホワイト クリーム
30g5,000円+税


主観的な評価

満点は★5つ
機能 ★★
使用感の予想 ★★★
コストパフォーマンス ★★
----------------------------------
総合 ★★★













 

【変態エステティシャンが本気出す】100均コスメで組む最上スキンケアライン〜ダイソー編〜 裏話

先日upした 100均コスメで組む最上スキンケアライン〜ダイソー編〜 コレ、ちょっと公には書けない話があったので、今日はお客様だけにその話をば。

ダイソーさんの化粧品コーナーにあった製品で、一番種類が多かったのが化粧水、次がペアとなっている乳液だったのですが。


化粧水の多くが、ほとんど「水+エタノール」でした。

そして、乳液の多くが「シリコーン+界面活性剤+水」でした。



こりゃあ、無理だわ (´▽`*)



真剣にそう思いました。

結局、記憶の片隅にあった化粧品が充実しているダイソーさんに走っていき、そこでなんとかなったわけなんですけれども。


エタノールは使ったときに、すっとなくなるような(この感覚を浸透していると勘違いされる方もいる)爽快感を得られる成分なんですが、同時に肌を乾燥させます。水分量は20代でもすでに低下がはじまっているので、エタノールの含有量が高い化粧水が合うという人は少ないのですよね。

しかも、それ以外の主成分が水だとすると、もう何も塗らない方がマシなんじゃないかっていう結論が浮かんできてしまうわけです。

ちなみに、【変態エステティシャンが本気出す】100均コスメで組む最上スキンケアライン〜ダイソー編〜 本文中でご紹介した化粧水、「D ローションQ」も予想としては95%以上は水だと思います。

ユビキノン(コエンザイムQ10)は配合上限0.03%という成分で、その前に表示されている3成分、BG(保湿)・DPG(保湿)・PEG-60水添ヒマシ油(安全な界面活性剤)だけで5%あるかなぁ… という感じなのです。

これ、実は100円ショップの化粧品に限らない話で、化粧水の多くは大概ほとんど「水」です。


逆に、ご紹介した美容液「DエッセンスHSH(美容液 ヒアルロン酸+スーパーヒアルロン酸)」とクリーム「DC保湿ゲルクリーム(コラーゲン)」この二つは2千円〜4千円クラスの美容液、ゲルクリーム、オールインワン化粧品で見る組成に酷似していました。

容量の問題があるので単純にはいきませんが、よく似た成分でお値段数十倍という製品が存在していると思います。

改めて化粧品の世界は怖いな、と思いました。


あと、本文中で取り上げなかったのですが、実はもうひとつ「これは……!!」と思う製品があったのです。

「プラチナナノフェイスマスク」です。

3枚入りのパックだったのですが、お値段なんと324円。

最近の100円ショップには100円以外の商品があることを知り、驚きました。

100円ショップ縛りで324円の商品を出すのはルール違反な気がして取り上げなかったのですが、あれもお値段以上だと思います。

プラチナはユビキノンと同じように高い抗酸化力を持ち、老化予防の効果があると言われる成分ですが、ユビキノンの上位互換成分と考えてよいと思います。

ユビキノンが老化に関わる活性酸素数種類にしか効果がないといわれているのですが、プラチナは全ての種類の活性酸素に有効なのだそうです。ただ、体内でどのように代謝、排出されているのかよく分かっていないところがあるので、そのあたりもやっとされる方はやめた方が良いと思うのですけれど。

夏の終わりはお肌が弱っていることも多いし、夏の紫外線ダメージがあるのでスペシャルホームケアとして有効活用してもよいのかな、と思いました。

本当はイオン導入+パックを受けていただきたいですけれどね。笑






 

【変態エステティシャンが本気出す】100均コスメで組む最上スキンケアライン〜ダイソー編〜


先日ブログを書いているときにふとわきあがった、もんのすごく制限された状態でスキンケアラインを組んでみたいという欲求。

早速やってやりましたよ。

やるべきことを堂々と後回しにして!


普段店でフェイシャルエステに使う化粧品は、化粧水2種(どちらか)、美容液4種(全て使う場合アリ)、クリーム2種(どちらか)で、製品価格にして合計3〜4万円ほど。

お客様から承っている化粧品の見直しのご予算で多いのが、月約5千円から1万円程度なので、製品価格にして合計1万円〜2万円程度。

ここにきて、100円均一アイテムですべて組んでやろうという一見無謀な目論見です。



ええ、最高に楽しかったですとも。あ フヒヒ



しかも、製品種類が多い店舗をわざわざ探してまで見てきました。

店舗によって置いている商品が違うのですよね。

1軒目は店頭にあった製品の種類が少なすぎて、しかもあまりにもダイナミックな組成のものしかなくて、これではさすがに無理だと思ったんです。

でもありましたよ! 充実しているところが。

化粧品コーナーを隅から隅まで見渡して、成分を全部見てきました。

そのうえで選ぶ、最上スキンケアラインです。



発表。


【化粧水】 D ローションQ 108円
全成分
水・BG・DPG・PEG-60水添ヒマシ油・ユビキノン・キハダ樹皮エキス・クエン酸・クエン酸Na・EDTA-2Na・フェノキシエタノール・メチルパラベン・エチルパラベン


【美容液】 DエッセンスHSH(美容液 ヒアルロン酸+スーパーヒアルロン酸)108円
全成分
水・BG・ヒアルロン酸Na・アセチルヒアルロン酸Na・メチルパラベン・フェノキシエタノール


【クリーム】DC保湿ゲルクリーム(コラーゲン)108円
全成分
水・BG・グリセリン・スクワラン・加水分解コラーゲン・水溶性コラーゲン・グリチルリチン酸2K・ジメチコン・カルボマー・キサンタンガム・ポリソルベート20・(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30)クロスポリマー・水酸化K・クエン酸Na・クエン酸・トコフェロール・EDTA-2Na・フェノキシエタノール・メチルパラベン・エチルパラベン・プロピルパラベン

スキンケアの基本である「保湿・潤いUP」を要に、化粧水でちょっとアンチエイジング(老化予防)も狙えたならいいなぁ…という目論見で組みました。

あまり細かく書こうとするとpassを付けてやらないといけない内容になるので、ざっくり解説を。


化粧水に含まれる美容成分はBG・DPG・ユビキノン・キハダ樹皮エキスです。

その名のとおり、「コエンザイムQ10」が含まれています。

コエンザイムQ10(表示名はユビキノン)は医薬品成分名ユビデカレノン、人間の体内にも存在する補酵素のひとつで強い抗酸化作用を持ち、活性酸素を除去して老化予防に効果があるという成分です。

キハダ樹皮エキスはオウバクなどの樹皮から抽出される植物エキスで、消炎、抗菌作用などがあるといわれています。

保湿成分が吸湿性によって保湿するBG、DPGだけですので、保湿力はあまり高くありません。


美容液は保湿特化型の美容液です。

美容成分はBG、ヒアルロン酸Na、アセチルヒアルロン酸Na。

他には水は基材、メチルパラベン・フェノキシエタノールは防腐剤、成分表示はこれらのみです。

市販のそれなりのお値段の美容液は、美白剤やら抗老化剤やら、多くの種類の美容成分がたくさん入っていて、1成分あたりの含有量は少ないタイプが多いのですが、潔い組成で、エステで使う業務用美容液の発想に少し近いものがあります。突き詰めていくと、美容液はこういうシンプルなものの方が効果的だし、使いやすいです。

ヒアルロン酸は高い保水力が魅力的な優秀な保湿剤です。特に、ヒアルロン酸Naをアセチル化したアセチルヒアルロン酸Naは角質を柔らかくする効果があり、なじみがよく、ヒアルロン酸の弱点である「ぺったりした使用感」をカバーしてくれます。

まさか、108円でこのタイプの美容液があるとは思わなんだ。

質感から予想するに、ヒアルロン酸の濃度自体は薄めかな、とは思いますけれど。

だって108円だもん。文句言えない。


クリームは保湿の仕上げをしてくれると思います。

美容成分はBG・グリセリン・スクワラン・加水分解コラーゲン・水溶性コラーゲン・グリチルリチン酸2K。

同じレーベルで「ヒアルロン酸タイプ」もあったのですが、さらっとした質感でなかなかの保水力があるコラーゲンの方を合わせました。スキンケアの最後に使う仕上げのものにヒアルロン酸が入ってるとベタツキが気になったり、化粧ノリが良くなかったりするので。

コラーゲン=ハリ のイメージがあるかもしれませんが、化粧品に含まれるコラーゲンは人間の真皮にあり、肌を支える役目を担うコラーゲンとは同化しません。コラーゲンは保湿成分のひとつです。

そもそも、基本的には化粧品の美容成分は真皮まで到達しません。最先端の美容成分だと理論的には美容機器なしに真皮まで到達するというスゴイのもいますけれどね。大多数の成分は表皮までと思ってよいと思います。

グリチルリチン酸2Kについてはこちらで詳しく書きました。

皮脂となじみよく、優れた油分であるスクワラン、肌表面に膜を張ってしっとりなめらかな質感にするジメチコンもしっかり入っているので水分量と油分量をバランスよく整えてくれる効果を期待します。



あくまでも、「100円ショップ縛り」で考えた最上のスキンケアラインであり、おすすめのスキンケアというわけではありません。

あえて心配なところを挙げるとすれば、一般的な製品に比べると、長期の輸送や保管に備えてか全体的に防腐剤がしっかりめな印象があります。

また、クリームに含まれる水酸化K(アルカリ剤)は刺激が強い成分で(アルカリ剤だからね)、現場の経験からいってもけっこうヒリヒリ感が出る人がいると思います。成分表示順からいくと、それほど高い濃度ではないと思うのですけれどね。使ってみて問題なければ全然OKですけれど、化粧品によって湿疹や赤み、ひりつきが出やすい人はパッチテストしてからお試しを。


予算の関係で普段のスキンケアに美容液を使えてない人は、この美容液は試してみても良いと思いますよ。

お使いの化粧品にもよりますけれど、場合によってはびっくりするぐらい翌日潤っているということが有り得ると思います。



急な外泊で手元に化粧品がなく、懐も寂しいとき。

のっぴきならない事情で基礎化粧品の予算を限界まで抑えたいとき。

お役に立てると幸いです。

そして、ダイソーさんありがとう。




こうやって、限られた製品と価格のなかで効果を求めるためには何を使うか、ということを実際に考えてみると、キレイでいるために一番大切なことは、やっぱり「どれだけお金をかけられるか」ということではないなと思います。

もちろん予算が潤沢な方が選択肢は多いし、効果も高いものが多いですけれどね。

先月のメールマガジンでも書きましたが、一番は熱意、あとはちょっとの工夫かな、と思います。




100円ショップの化粧品コーナーで、両手に化粧品持って成分表示を凝視するオバサン…。

傍から見たらイカン人だと思うんです。


ハッと我に返って

何をやっているんだ… 一体…∑(゚□゚;)


と、思わないこともないけれど、これも熱意の一種。




店員さん、ごめんなさい。

他のお客様で棚を見たそうな方がいたら迅速に移動するので許してください。



さあ、次の100円ショップだ!!!(反省していない)




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皮膚科学に基づいた美容理論でフェイシャルエステを提供しています。
また、毎日お使いの基礎化粧品について目的やご予算に応じた見直しを無料で承っております。
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私は札幌市にいます。