シャンプーと育毛の関係について考える。本題


先日の続きです。


私のシャンプーや化粧品に対する安全性の考え方は先日お話したとおりです。

それを踏まえ、今日は「効果」の話を。


結論から申し上げると、シャンプーが実際に育毛効果を持つかということについては、

「全くないとは言えないかもしれないけれど、消費者が期待するほどの効果は得られない」

と、私は思っています。


まず、シャンプーというモノについて改めて考えたいのですが・・・

以前からメルマガや市販のシャンプーレポでも触れていますが、そもそもシャンプーには

頭皮の皮脂や汚れを洗う成分
◆崟犬┐討い詒院廚紡个垢訐分
「頭皮(これから生える髪)」に対する成分
製品の成り立ちに欠かせない成分(乳化剤や防腐剤など)

の四種類の性質のものが含まれています。

そして、´↓い倭瓦討離轡礇鵐廖爾亡泙泙譴討い泙垢、そもそもの成分は含まれているシャンプーとそうでないシャンプーがあります。

また、△鉢N省に良い作用を狙っていると思われる成分を含むシャンプーもあります。



これまでレポの中で紹介した製品で例をあげれば、

明らかにを含むと思われる製品は・・・
凛恋 rinRen シャンプー 柚子と生姜
スカラボ 薬用スカルプシャンプー HOSHI

△鉢を同時に狙ったのか、にも効果があればいいな〜 くらいの上記の2商品に比べるとやや弱いニュアンスで含むと思われる製品は・・・
【リニューアル後】ギフト モイスト  シャンプー
ミューネ シャンプー

です。

それ以外の製品は、ざっと見た感じ「対頭皮」と思われる成分は含んでいませんでした。
(私が知る成分の効能以外に別の効能があった場合、そうとも言えませんけれど・・・)


では、これらの製品が実際に頭皮に良い作用(育毛)があるのかというと、これは化粧品に当てはめて考えてみたいと思います。

女性の方ならイメージしやすいかと思うのですが、普通、お顔のスキンケアには

クレンジング(ノーメイクの方は不要)
洗顔
化粧水
美容液
乳液・クリーム

という手順を踏みます。

クレンジングと洗顔でメイクや汚れなどの不要物を落とし、化粧水で肌を整え、美容液やクリームで保湿し、同時にしみソバカスを防ぐ成分や老化防止成分などを取り入れるわけです。



さて女性の皆さん。

クレンジング+洗顔だけで、スキンケアを完了している。そして、肌は大変潤っており、しみソバカスはなく、たるみやしわなどの悩みはない。

そんな方はいらっしゃいますか?

10代の方なら別として、たぶんいらっしゃらないと思うのです。



「洗う」という作業に有効成分を混ぜても、それが染みこむ前に洗い流されてしまう。

化粧品の場合、今はそのような考えがスタンダードです。


皮膚(頭皮も基本構造はほとんど同じです)にはバリア機能という機能があり、異物などの侵入を防いでいます。これは有害なもの対してだけでなく、有効な成分にも同じように作用します。

そのため、化粧品に含まれる「良い作用を持つ成分」もおいそれと染みこんではいきません。ですから、各化粧品メーカーは「良い作用を持つ成分」の形をいかに小さくして、いかに浸透を良くするかを考えています。

また、エステや美容皮膚科では「イオン導入」や「ソニックトリートメント」など、機械を使って、浸透力をあげます。

化粧水や美容液、クリームでさえその有様なのですから、短時間で洗い流されてしまう「洗顔」の手順で有効成分をしみこませるのがいかに難しいことか、想像できるのではないでしょうか。

そして、洗顔とシャンプーはまさに同じ「洗う」という工程です。

つまりシャンプーに含まれる有効成分は染みこむまえに洗い流されている、という風に考えるのが自然だと思います。


ちなみに・・・

洗うだけで保湿
クレンジングでエイジングケア

など、洗顔やクレンジングに何らかの効能を謳っている化粧品もちらほら目にします。

「洗うだけで保湿」の本質は洗浄力を落とし、皮脂を完全に落としきらないということか、洗顔料にコーティング剤や油分を混ぜて膜をはる・・・(これはまさにシャンプーやトリートメントの考え方)ということ。

「クレンジングでエイジングケア」の本質は、効果があるかどうかは別として、そういう成分も入っていますよ! ということではないかと私は想像します。(関連する過去のブログはこちら


こういうタイプの洗顔料やクレンジングは、市販の安価な化粧品に目立ち、それ相応のお値段の製品には見られません。そして業務用では+アンチエイジング成分 の製品はありますが、「保湿」を謳ったものは特に見られません。

「洗う」工程でなんらかのコーティングをしてしまうと、その後の美容液やクリームの有効成分の浸透を阻害してしまいます。エステでは「洗顔」の後、様々な工程を経るのが普通ですから膜なんてはられた時には邪魔でしかないので、そういうことではないかと思います。


ちょっと化粧品の方に話が逸れてしまいました。


つまり・・・ 化粧品の概念で考えた場合、育毛効果の入ったシャンプーであっても「洗う」という作業の中で有効成分は浸透する前に流れてしまう可能性が高い。と思われます。

対応策としては、

「シャンプーをすぐに洗い流さず、パックしてみる」

ということも考えれますが、シャンプーの主成分は「洗浄成分」なのでそれがどの程度効果があるか分かりません。しかも、パックをこれまた化粧品の概念で考えると

石膏型>ゲル・クリーム型≧シート型>泡

の順で浸透力が高いと考えられているので、

※石膏型はそれ自体に有効成分を含みませんので、事前に美容液をつけることを前提とした場合

泡パックがそれほど効果があるかも微妙なところです。



家庭で育毛・養毛のケアをとお考えなら、化粧品の概念に沿って

.轡礇鵐廖爾捻れや皮脂を十分に落とす
育毛剤や化粧品などで頭皮のモイスチャーバランスを整え、有効成分を届ける

の方が、効果を望めるのでは? と思います。

そもそも頭皮ケアは歴史がまだまだ新しく、お顔のスキンケアに比べるとスタンダードや概念が確立されていないように思います。専門的な書籍類も少ないし、情報も少ないです。

これはスキンケアでは有り得ないことですが、「有効成分」でさえ、スタンダードがまだ出来てないのでは・・・ と思うのです。製品そのものも多くないですが、メーカーによるバラつきがすごいんですよね。しかも、有効とされる根拠がイマイチしっくりこないものも多い・・・。

・血行促進
・皮脂抑制

上記2点は一貫していますけれど。


そもそも「頭皮」は皮脂分泌が最も多い場所なので、最も化粧品や育毛剤が浸透しにくいという特殊な事情があります。

そういう状況下で、頭皮に対する家庭での有効なケアとは何なのか・・・ 難しい問題です。


もうちょっと家庭でのケアについて考えたいので、続きます。
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