<美容液> ORBIS オルビス クリア ホワイト エッセンス



ORBIS オルビス クリア ホワイト エッセンス
25ml  希望小売価格 2,520円

全成分
【有効成分】D−パントテニルアルコール、ビタミンC・2−グルコシド、グリチルリチン酸2K
【その他の成分】水、BG、エタノール、グリセリン、PEG(30)、レイシエキス、クララエキス−1、 ポリグルコシルオキシエチルメタクリレート液、ソルビトール発酵多糖液、グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合溶液、メントール、キサンタンガ ム、水酸化K、クエン酸Na、クエン酸、ジエチレントリアミン5酢酸5Na液、フェノキシエタノール、メチルパラベン

ORBIS(オルビス)の製品の三つ目の美容液です。

前回取り上げた、ホワイトニング エッセンス同様、医薬部外品のため有効成分の表記があります。(医薬部外品についても前回のホワイトニングエッセンスの項をご覧くださいませ〜)


ORBISの公式ホームページによると、この「クリア ホワイトエッセンス」は「美白」と「にきび予防」の両立、という位置づけのようです。

成分を見ていきます。

有効成分は
D−パントテニルアルコール、ビタミンC・2−グルコシド、グリチルリチン酸2Kですね。

D-パンテトニルアルコールは通称「パンテノール」肌荒れ、かぶれなどに有効な成分です。
グリチルリチン酸2Kは「ホワイトニング エッセンス」にも含まれていましたが、抗炎症作用があります。

…で、ビタミンC・2-グルコシドは、アスコルビン酸(ビタミンC)にグルコースを結合させた、アスコルビルグルコシドのことですね。表皮や真皮で少しずつ酵素によってビタミンCに分解されるので、持続性があるといわれています。


【関連記事】
ビタミンC誘導体の働きと種類について
http://blog.sentakubiyori.info/?eid=1328483


その他の成分では、水などの基材と溶剤、防腐剤など製品安定化のため成分の他は、BG、グリセリン、グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合溶液などの弱い保湿剤のほか、レイシエキス、クララエキス−1などの植物エキスによって消炎、抗菌などを狙っているようです。

にきびができやすい、皮脂過剰(油分過多)の肌の炎症を抑えることを主な目的としているように見えます。


にきび=油分を抑えることが重要 というイメージは強いように思うのですが、にきびができる順序を振り返ってみると…

角質肥大によって毛穴が詰まる

その中で過剰にたまった皮脂を栄養源にして、肌の常在菌であるアクネ菌が過剰に発生する

という順なので、皮脂そのものを抑えることはニキビの予防としては優先順位が下がるように思います。

なので、この美容液がニキビの予防に効果的かというと、難しいような…。



ちなみに、ニキビ対策として「抗菌」「殺菌」効果のある成分を含む化粧品も少なくありませんが、これもさほど効果的ではないのでは? というのが主流な考え方のようです。ニキビの原因のアクネ菌は常在菌なので、完全に取り除くことは不可能です。

それよりも、アクネ菌が一箇所で過剰に発生しないような肌環境を作ることの方が重要です。

つまり、ニキビの予防で大切なのは「角質肥大」を抑え、「毛穴を詰まらせないようにすること」です。



ん〜

この製品、10代〜20代前半くらいまでの方が使うことを想定としているのではないでしょうか。

ニキビ跡は色素沈着を起こしやすいので、その対策としてビタミンC誘導体などの美白剤を含む化粧品を利用することは意味がありますが、それならばVC誘導体だけのシンプルな美容液を使った方がいいと思うんですよね。

グリチルリチン酸2K(抗炎症)やレイシエキス(消炎)、さらにソルビトール発酵多糖液(抗アレルギー作用)などが含まれる一方で、ホワイトニングエッセンス同様、エタノールの含有量も高いんですよね。(※エタノールはさっぱり感を出すために使われることが多いですが、肌を乾燥させる働きもあります)

乾燥した肌にできるにきびをあまり想定していないように見えます。


ニキビの第一歩である、角質肥大の原因は乾燥、皮脂過剰などによる新陳代謝の低下の他、ホルモンバランスの乱れなども考えられており、個人差も大きいしよく分かっていない部分が多いそうです。


そういったことを踏まえると、こちらの製品に限らず、「にきび向け化粧品」という括りはなかなか難しいものがあるように思います。




ORBIS オルビス クリア ホワイト エッセンス
25ml  希望小売価格 2,520円

主観的な評価

満点は★5つ
機能 ★★
使用感の予想 ★★
コストパフォーマンス ★★
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総合 ★★

できてしまったにきびに関しては、皮膚科で治療を受けることが大事です。
ただ、繰り返すにきびの予防やにきび跡のケアは、美容皮膚科以外ではノータッチのことが少なくありません。

にきび用化粧品という括りは難しいのでは…と書きましたが、にきびができる順を理解して、それに手を貸してしまう化粧品の成分を避ければ、化粧品がにきびの予防に役立てる部分があります。気になる方はご相談ください!