【変態エステティシャンが本気出す】100均コスメで組む最上スキンケアライン〜ダイソー編〜


先日ブログを書いているときにふとわきあがった、もんのすごく制限された状態でスキンケアラインを組んでみたいという欲求。

早速やってやりましたよ。

やるべきことを堂々と後回しにして!


普段店でフェイシャルエステに使う化粧品は、化粧水2種(どちらか)、美容液4種(全て使う場合アリ)、クリーム2種(どちらか)で、製品価格にして合計3〜4万円ほど。

お客様から承っている化粧品の見直しのご予算で多いのが、月約5千円から1万円程度なので、製品価格にして合計1万円〜2万円程度。

ここにきて、100円均一アイテムですべて組んでやろうという一見無謀な目論見です。



ええ、最高に楽しかったですとも。あ フヒヒ



しかも、製品種類が多い店舗をわざわざ探してまで見てきました。

店舗によって置いている商品が違うのですよね。

1軒目は店頭にあった製品の種類が少なすぎて、しかもあまりにもダイナミックな組成のものしかなくて、これではさすがに無理だと思ったんです。

でもありましたよ! 充実しているところが。

化粧品コーナーを隅から隅まで見渡して、成分を全部見てきました。

そのうえで選ぶ、最上スキンケアラインです。



発表。


【化粧水】 D ローションQ 108円
全成分
水・BG・DPG・PEG-60水添ヒマシ油・ユビキノン・キハダ樹皮エキス・クエン酸・クエン酸Na・EDTA-2Na・フェノキシエタノール・メチルパラベン・エチルパラベン


【美容液】 DエッセンスHSH(美容液 ヒアルロン酸+スーパーヒアルロン酸)108円
全成分
水・BG・ヒアルロン酸Na・アセチルヒアルロン酸Na・メチルパラベン・フェノキシエタノール


【クリーム】DC保湿ゲルクリーム(コラーゲン)108円
全成分
水・BG・グリセリン・スクワラン・加水分解コラーゲン・水溶性コラーゲン・グリチルリチン酸2K・ジメチコン・カルボマー・キサンタンガム・ポリソルベート20・(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30)クロスポリマー・水酸化K・クエン酸Na・クエン酸・トコフェロール・EDTA-2Na・フェノキシエタノール・メチルパラベン・エチルパラベン・プロピルパラベン

スキンケアの基本である「保湿・潤いUP」を要に、化粧水でちょっとアンチエイジング(老化予防)も狙えたならいいなぁ…という目論見で組みました。

あまり細かく書こうとするとpassを付けてやらないといけない内容になるので、ざっくり解説を。


化粧水に含まれる美容成分はBG・DPG・ユビキノン・キハダ樹皮エキスです。

その名のとおり、「コエンザイムQ10」が含まれています。

コエンザイムQ10(表示名はユビキノン)は医薬品成分名ユビデカレノン、人間の体内にも存在する補酵素のひとつで強い抗酸化作用を持ち、活性酸素を除去して老化予防に効果があるという成分です。

キハダ樹皮エキスはオウバクなどの樹皮から抽出される植物エキスで、消炎、抗菌作用などがあるといわれています。

保湿成分が吸湿性によって保湿するBG、DPGだけですので、保湿力はあまり高くありません。


美容液は保湿特化型の美容液です。

美容成分はBG、ヒアルロン酸Na、アセチルヒアルロン酸Na。

他には水は基材、メチルパラベン・フェノキシエタノールは防腐剤、成分表示はこれらのみです。

市販のそれなりのお値段の美容液は、美白剤やら抗老化剤やら、多くの種類の美容成分がたくさん入っていて、1成分あたりの含有量は少ないタイプが多いのですが、潔い組成で、エステで使う業務用美容液の発想に少し近いものがあります。突き詰めていくと、美容液はこういうシンプルなものの方が効果的だし、使いやすいです。

ヒアルロン酸は高い保水力が魅力的な優秀な保湿剤です。特に、ヒアルロン酸Naをアセチル化したアセチルヒアルロン酸Naは角質を柔らかくする効果があり、なじみがよく、ヒアルロン酸の弱点である「ぺったりした使用感」をカバーしてくれます。

まさか、108円でこのタイプの美容液があるとは思わなんだ。

質感から予想するに、ヒアルロン酸の濃度自体は薄めかな、とは思いますけれど。

だって108円だもん。文句言えない。


クリームは保湿の仕上げをしてくれると思います。

美容成分はBG・グリセリン・スクワラン・加水分解コラーゲン・水溶性コラーゲン・グリチルリチン酸2K。

同じレーベルで「ヒアルロン酸タイプ」もあったのですが、さらっとした質感でなかなかの保水力があるコラーゲンの方を合わせました。スキンケアの最後に使う仕上げのものにヒアルロン酸が入ってるとベタツキが気になったり、化粧ノリが良くなかったりするので。

コラーゲン=ハリ のイメージがあるかもしれませんが、化粧品に含まれるコラーゲンは人間の真皮にあり、肌を支える役目を担うコラーゲンとは同化しません。コラーゲンは保湿成分のひとつです。

そもそも、基本的には化粧品の美容成分は真皮まで到達しません。最先端の美容成分だと理論的には美容機器なしに真皮まで到達するというスゴイのもいますけれどね。大多数の成分は表皮までと思ってよいと思います。

グリチルリチン酸2Kについてはこちらで詳しく書きました。

皮脂となじみよく、優れた油分であるスクワラン、肌表面に膜を張ってしっとりなめらかな質感にするジメチコンもしっかり入っているので水分量と油分量をバランスよく整えてくれる効果を期待します。



あくまでも、「100円ショップ縛り」で考えた最上のスキンケアラインであり、おすすめのスキンケアというわけではありません。

あえて心配なところを挙げるとすれば、一般的な製品に比べると、長期の輸送や保管に備えてか全体的に防腐剤がしっかりめな印象があります。

また、クリームに含まれる水酸化K(アルカリ剤)は刺激が強い成分で(アルカリ剤だからね)、現場の経験からいってもけっこうヒリヒリ感が出る人がいると思います。成分表示順からいくと、それほど高い濃度ではないと思うのですけれどね。使ってみて問題なければ全然OKですけれど、化粧品によって湿疹や赤み、ひりつきが出やすい人はパッチテストしてからお試しを。


予算の関係で普段のスキンケアに美容液を使えてない人は、この美容液は試してみても良いと思いますよ。

お使いの化粧品にもよりますけれど、場合によってはびっくりするぐらい翌日潤っているということが有り得ると思います。



急な外泊で手元に化粧品がなく、懐も寂しいとき。

のっぴきならない事情で基礎化粧品の予算を限界まで抑えたいとき。

お役に立てると幸いです。

そして、ダイソーさんありがとう。




こうやって、限られた製品と価格のなかで効果を求めるためには何を使うか、ということを実際に考えてみると、キレイでいるために一番大切なことは、やっぱり「どれだけお金をかけられるか」ということではないなと思います。

もちろん予算が潤沢な方が選択肢は多いし、効果も高いものが多いですけれどね。

先月のメールマガジンでも書きましたが、一番は熱意、あとはちょっとの工夫かな、と思います。




100円ショップの化粧品コーナーで、両手に化粧品持って成分表示を凝視するオバサン…。

傍から見たらイカン人だと思うんです。


ハッと我に返って

何をやっているんだ… 一体…∑(゚□゚;)


と、思わないこともないけれど、これも熱意の一種。




店員さん、ごめんなさい。

他のお客様で棚を見たそうな方がいたら迅速に移動するので許してください。



さあ、次の100円ショップだ!!!(反省していない)




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皮膚科学に基づいた美容理論でフェイシャルエステを提供しています。
また、毎日お使いの基礎化粧品について目的やご予算に応じた見直しを無料で承っております。
化粧品見直しってどういうこと? → こちらをご覧ください



私は札幌市にいます。











 

<美容液> アスタリフトホワイト エッセンス インフィルト



アスタリフトホワイト エッセンス インフィルト(美白美容液)
30ml 7,000円+税



全成分

有効成分
リン酸L-アスコルビルマグネシウム
グリチルリチン酸ジカリウム

その他の成分
コラーゲン・トリペプチド F・水溶性コラーゲン液・アスタキサンチン液・N-アセチル-L-ヒドロキシプロリン・ツボクサエキス・水溶性ツボクサエキス・酵母エキス(3)・天然ビタミンE・大豆リン脂質・BG・濃グリセリン・ペンチレングリコール・
アルカリゲネス産生多糖体・ベタイン・ジグリセリン・DPG・ピロ亜硫酸Na・エタノール・POE水添ヒマシ油・オレイン酸ポリグリセリル・ショ糖脂肪酸エステル・グリセリン・フェノキシエタノール・香料・粘度調整剤・pH調整剤



大人の女性に人気の美白美容液です。

ちらっと触れましたが、アスタリフトシリーズは市販の化粧品の中では皮膚科学に基づいたかなり科学的な製品です。

成分を見て行きます。


美白成分の主は

リン酸L-アスコルビルマグネシウム


美白兼保湿、細胞賦活などのアンチエイジングで

酵母エキス

です。

メーカーさんのホームページによると、「シミの骨、アプローチ」などとあり、新しい発想のアプローチかと思いきや美白成分は多くのメーカー、製品で採用されているメジャーなビタミンC誘導体、しかも優秀なタイプではありますがそれほど新しい型というわけでもありません。

医薬部外品のためリン酸L-アスコルビルマグネシウムの表記となっていますが、「アルコルビルMg」のことです。

生体内で酵素によって分解され、はじめてビタミンCとして機能するので高い安定性が魅力です。


*ざっくり乱暴に解説 医薬部外品とは?
効果を謳えない化粧品と効果を謳える医薬品の中間扱いのもの。定められた有効成分が定められた濃度含まれた製品で厚生労働省に申請し、書類審査をパスしたものだけが医薬部外品となります。有効成分が含まれていても定められた濃度でなければ、(つまり、濃くても薄くても)医薬部外品にはなりません。また、厚生労働省に申請しなければ医薬部外品ではありません。


酵母エキスは最近プチ流行している成分ですが、保湿、細胞賦活、メラニンの生成を抑えるタイプの美白作用を持つといわれています。

ただ、個人的には薬剤やビタミン類、タンパク質のカタマリ(酵母もタンパク質を含んでいる)に比べると、働きが穏やかというか、存在感が薄いように思います。濃度にもよるのかもしれませんけれど、含まれていてもあまり存在を感じないのですよね。


保湿成分は、
コラーゲン
トリペプチド F
水溶性コラーゲン液
N-アセチル-L-ヒドロキシプロリン
BG
濃グリセリン
ペンチレングリコール
アルカリゲネス産生多糖体
ベタイン
ジグリセリン
DPG

美白美容液の割りに、種類はかなり入っています。
強いのはコラーゲンと水溶性コラーゲン液くらいで、あとはちょっと心もとない印象です。


抗老化剤は保湿を兼ねているものもありますが、

アスタキサンチン液…コラーゲンやエラスチン(コラーゲンを支える線維)の隙間を埋めるヒアルロン酸の産生促進。真皮にまで成分が到達しにくいので経口摂取(サプリメント)の方が効果的なのでは、という話もあります。
N-アセチル-L-ヒドロキシプロリン…抗酸化作用。中でも、シワの生成に関わる活性酸素を除去
ツボクサエキス…皮膚細胞の再生促進、消炎作用
水溶性ツボクサエキス…同上

と、いった具合。


うーーーーーん…。


とても、有効な成分を多く含んでいて科学的なんですけれど、「美白美容液」という割りには美白以外の成分もかなりの種類入っていて、なんだか印象がぼやけます。はっきりしません。

何かに似ている。

なんだろう…。


(ーヘー;)え〜と...

゜∀゜!!


これだ!!

先日UPした、フィヨーレ Fプロテクト ヘアシャンプー リッチ 300ml です。


組成上は素晴らしいし、目指した場所もよく分かる。

でも、実際の働きはどうだろう…?

多くの成分を含みすぎちゃって、ひとつひとつの成分の含有量はかなり下がっていると思うのです。

美白美容液ならなぜ他の美白成分を含まなかったのか、ちょっと不思議な感じなのです。

だって、7,000円(税抜)の美容液ですから。

美白に特化すれば、もっとすごい成分を含むことができたはずではないかと。


この後UPする予定なのでちょっとフライングなのですが、

こちらのシリーズ、化粧水とクリームには有効成分としてアルブチンを含むのですが、美容液にだけは入っていないのですよね。それも不思議なのです。いや、アルブチンが素晴らしい成分というわけではないのですが…。


結論。

「美白美容液」というより「総合美容液」という感じがいたします。


使い続けることでシミやソバカスを予防する効果は期待できると思うのですが、シミを積極的に薄くしたいという方には物足りないかもしれません。

使用感を調整する成分も入っているので、使用感も悪くないと予想しますが、成分を見るかぎりでは使い続けることでお肌が変化していくのを実感できる、というタイプでもないような気がします。

お値段がお値段なだけに、積極的な効果を求めてこの製品を選んだ場合はちょっと期待外れかもしれません。

シミ・ソバカスの予防、老化予防など総合的に予防的な美肌ケアを目的とするなら、含んでいる成分は少し古めではあるけれど、ほぼ完璧だと思います。ただやっぱり、それだとちょっとお値段が高いような気がしないでもありません。


なんだか、モヤっとしたことを書いています。

モヤっとした印象の製品です。



アスタリフトホワイト エッセンス インフィルト(美白美容液)
30ml 7,000円+税



主観的な評価

満点は★5つ
機能 ★★
使用感の予想 ★★
コストパフォーマンス ★
----------------------------------
総合 ★★


シミを薄くするために化粧品を選ぶなら、まずお勧めしたいのは美白化粧品でなく「ピーリングソープ」です。

ピーリングは余分な角質を落とすと同時に、メラニンの排出を促し、コラーゲンの産生を促進することも分かっています。

ピーリングはアンチエイジング&シミ・ソバカス対策の基本的なケアに成り得ます。

皮膚科での本気ピーリングは何かとリスクもありますが、ご家庭でのマイルドピーリングならそれほど大きなリスクもありません。

AHA(グリコール酸、フルーツ酸など。同時に含むこともあります)5%〜7%の洗顔料をよく泡立てて、肌のコンディションに合わせて週に数度〜毎日使います。

酵素もアリですが、やっぱりAHAの方がおすすめなように思います。

現場の感覚ですが、酵素洗顔の方が効果の個人差が大きく、どうも安定しない印象です。

ローションタイプ、リキッドタイプは手軽で効果が高いように思われがちですが、肌表面をおおいに傷め、場合によっては真皮までも傷めるのでお勧めしません。

面倒だと思いますが、固形か粉末状の洗顔料を刷毛やネットでモコモコになるまで泡立てて使うのが一番です。

ピーリング剤を取り入れると、保湿が十分でないと肌が乾燥します。

20日にお送りしたメルマガでもちらっと触れましたが、アプローチの異なる複数の保湿剤を含む美容液でのお手入れが理想です。それか、超強力か強力な保湿剤を単体高濃度で含む美容液も良いです。

最もコストを下げた、シンプルなスキンケアで最大の効果を出すのなら

ピーリング剤 + 保湿特化美容液

かな、と思います。


年齢や季節によるお肌の悩み、基礎化粧品の見直しをお考えならぜひご相談ください ^-^











 

【2014年上半期amazonアソシエイト還元】購入していただいた化粧品・シャンプーを考察してみる その4・ラスト

JUGEMテーマ:コスメ

アフィリエイト還元第四弾、最後です。

主旨は こちら をご覧ください。


【2014年上半期 amazonアソシエイト還元 第四弾 ラスト】

ピジョン 全身泡ソープ ベビーフラワーの香り




全成分


グリセリン
ラウラミドプロピルベタイン
PEG-20ソルビタンココエート
ココイルメチルタウリンNa
ラウロイルメチルアラニンTEA
セラミド2
イソステアリン酸コレステリル
グリチルリチン酸2K
PPG-4セテス-20
DPG
ラウロイルアルギニン
ラウリン酸
クエン酸
クエン酸Na
フェノキシエタノール
エチルヘキシルグリセリン
エチドロン酸
香料


このブログ自体でボディソープを取り上げるのが初めて、しかも、サロンでもあまりお話する機会がないので、そもそもボディーソープに求めたいこと、存在意義から考えたいと思います。

とか言っておいて、身も蓋もないこと言いますが、

バリア機能が十分な年齢で機能している(つまり、小さなお子さんでなく、皮膚に慢性的な炎症などがない方)は、


なんでもいい


と、思います。

体は頭皮&髪と違って、何で洗うかよりもその後にどのようなアイテムで手入れをするかの方が、遥かに大事だからです。

カテゴリー的にはお顔に近いと考えて良いかと。

むしろ、頭皮だけが肌に長い毛が生えている状態(変な表現…)で、毛にまで美しさが求められるので特殊な場所なんですよね。

強いていうなら、胸元や背中にニキビができやすい方はお顔と同じで、皮膜形成したり、表面を覆うタイプの成分(シリコーン油などをあまり含まないものの方がよいでしょうし、たまにお顔と同じでピーリング効果のある石けんで余分な角質を落とした方が、ニキビの予防やニキビ跡のケアには良いと思います。

また、男性、特に40代前後の方は大変皮脂量が多いのでアルカリ性の洗浄剤(石けんなど)の方が良いのでは、と思います。にきびができやすい方と同じように、シリコーン油などは含まれていない方が良いかもしれません。


体は全体的に頭皮よりもお顔よりも皮脂分泌量が少ないので乾燥しがちです。

ボディソープだけでその乾燥をケアしようというのは無理があるので、ある程度の年齢になったらシャワーやお風呂の後は必ずクリームを塗ること、クリームだけでは乾燥するように感じる場合はクリームの前に水分保持効果のある成分が含まれたジェルやローションなどを塗ると良いと思います。必要な成分は、お顔の保湿ケアと同じです。

お顔と違って、クリームの優先順位が高いのは、皮脂分泌量が少ない部位だからです。


前置きが長くなりましたが、件の製品についてです。


洗浄関連成分が、ラウラミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルアラニンTEA、乳化&洗浄補助目的でPEG-20ソルビタンココエート、乳化目的でPPG-4セテス-20、洗浄補助でラウロイルアルギニン、ラウリン酸、かな、と思います。

洗浄目的の界面活性剤は刺激性が低く、安全性に優れた成分です。

ラウロイルメチルアラニンTEAが弱酸性下で使われる成分で、後方にクエン酸、クエン酸Na(ph調節)があるのを見ても、製品自体もそのくらい(弱酸性)なのかな、と思います。



保湿剤はセラミド2、イソステアリン酸コレステリル、DPG。

保湿兼抗菌で、エチルヘキシルグリセリン。

DPG、グリセリンは吸湿性によって保湿するタイプのさらっとした保湿剤です。エチルヘキシルグリセリンはグリセリンの誘導体で、同時に抗菌作用を持つため防腐剤の軽減につながります。

保湿の要はセラミド2でしょうか。

水分をラメラ状(サンドイッチ状)に保持するため、高い保水力が期待できます。セラミド2はセラミドの中でも特に保水を担っていることが分かっています。イソステアリン酸コレステリルは類似成分です。

ただ、ボディソープのように洗い流してしまうものだと、あまり効果は発揮されません。

保湿剤はシャワーやお風呂の後、別に塗った方が効果は高いです。


ベビー用ということを踏まえると心配に思われそうなのは、グリチルリチン酸2Kでしょうか。

グリチルリチンの誘導体です。抗炎症、抗アレルギー作用があり、副腎皮質ホルモン(ステロイド)と同様の働きがあるので警戒されている方も多いようですが、

私の手元にある専門的な資料によると、「副腎皮質ホルモンに比べて作用は温和で、副作用はない」


副作用はない


と、はっきり書いてあります。

実際に様々な化粧品をテストしており、様々な化粧品をお使いの女性の方の話をうかがってきましたが、現場での感覚としてもそう感じます。



「ベビー用」とか、「優しい」とかの定義って実は非常に曖昧で、そのようなキャッチコピーがついていても成分を見ると、どこがそうなのか疑問を感じる製品も多いなか、こちらはまさにベビー向けに作られた低刺激の洗浄剤だと思います。(ピジョンさんだし、当然か…)

ただ、小さなお子さんや赤ちゃんはバリア機能が未熟ですし、アレルギー反応も起こしやすいようなので低刺激だからといって誰でも必ず大丈夫、ということではないと思います。

心配ならばパッチテストしてからの使用が安心かと。

一般的なアレルギー反応は48時間後がMAXと考えられているので、2日間テストすればとりあいず安心、ということになるでしょうか。

パッチテストの方法ですが、大人の場合は二の腕の内側や肘のくぼみなどに、対象の化粧品をしみ込ませたコットンやガーゼなどをのせ、防水テープで覆い、48時間そのままにします。

赤みや腫れ、できもの、荒れなどが起きなければとりあいずその製品は使用しても大丈夫そう、というわけです。

中には10日後くらいから反応が出ることもあるので、絶対大丈夫、ということではなく、あくまでも簡易的な方法です。

手持ちの資料を確認したのですが、職業柄、成人対象の資料が主なのでベビーのパッチテストについては記述が見当たりませんでした。スミマセン…。

ベビーのパッチテストについては皮膚科で相談してみてください。






おお、詰め替え用もある!





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2014年上半期で、私がブログ上で取り上げた製品以外でご購入いただいたシャンプー、ボディソープ、化粧品はこちらの4点だけでした。

取り上げている製品をご購入いただいているケースが圧倒的に多いようです。

amazonアソシエイトではリンクを通してご購入いただいた製品は分かりますが、どなたが何を購入したのか特定できるような情報は何もありませんので、ご安心ください。

アフィリの報酬が、シャンプーや化粧品のサンプルの資金源となっており、大変感謝しております。

もちろん、サロンに実際に足を運んでいただいている方へ最上の感謝を!

いつもありがとうございます。


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私は、札幌市でエステとヘッドスパをしている人です。
普段お使いの基礎化粧品の詳しい成分分析、ご相談も承っています。




基礎化粧品の分析の結果、コストダウンしながらも見違えるほど美しいお肌になられた方がたくさんいます。









 

<美容液> ORBIS オルビス クリア ホワイト エッセンス



ORBIS オルビス クリア ホワイト エッセンス
25ml  希望小売価格 2,520円

全成分
【有効成分】D−パントテニルアルコール、ビタミンC・2−グルコシド、グリチルリチン酸2K
【その他の成分】水、BG、エタノール、グリセリン、PEG(30)、レイシエキス、クララエキス−1、 ポリグルコシルオキシエチルメタクリレート液、ソルビトール発酵多糖液、グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合溶液、メントール、キサンタンガ ム、水酸化K、クエン酸Na、クエン酸、ジエチレントリアミン5酢酸5Na液、フェノキシエタノール、メチルパラベン

ORBIS(オルビス)の製品の三つ目の美容液です。

前回取り上げた、ホワイトニング エッセンス同様、医薬部外品のため有効成分の表記があります。(医薬部外品についても前回のホワイトニングエッセンスの項をご覧くださいませ〜)


ORBISの公式ホームページによると、この「クリア ホワイトエッセンス」は「美白」と「にきび予防」の両立、という位置づけのようです。

成分を見ていきます。

有効成分は
D−パントテニルアルコール、ビタミンC・2−グルコシド、グリチルリチン酸2Kですね。

D-パンテトニルアルコールは通称「パンテノール」肌荒れ、かぶれなどに有効な成分です。
グリチルリチン酸2Kは「ホワイトニング エッセンス」にも含まれていましたが、抗炎症作用があります。

…で、ビタミンC・2-グルコシドは、アスコルビン酸(ビタミンC)にグルコースを結合させた、アスコルビルグルコシドのことですね。表皮や真皮で少しずつ酵素によってビタミンCに分解されるので、持続性があるといわれています。


【関連記事】
ビタミンC誘導体の働きと種類について
http://blog.sentakubiyori.info/?eid=1328483


その他の成分では、水などの基材と溶剤、防腐剤など製品安定化のため成分の他は、BG、グリセリン、グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合溶液などの弱い保湿剤のほか、レイシエキス、クララエキス−1などの植物エキスによって消炎、抗菌などを狙っているようです。

にきびができやすい、皮脂過剰(油分過多)の肌の炎症を抑えることを主な目的としているように見えます。


にきび=油分を抑えることが重要 というイメージは強いように思うのですが、にきびができる順序を振り返ってみると…

角質肥大によって毛穴が詰まる

その中で過剰にたまった皮脂を栄養源にして、肌の常在菌であるアクネ菌が過剰に発生する

という順なので、皮脂そのものを抑えることはニキビの予防としては優先順位が下がるように思います。

なので、この美容液がニキビの予防に効果的かというと、難しいような…。



ちなみに、ニキビ対策として「抗菌」「殺菌」効果のある成分を含む化粧品も少なくありませんが、これもさほど効果的ではないのでは? というのが主流な考え方のようです。ニキビの原因のアクネ菌は常在菌なので、完全に取り除くことは不可能です。

それよりも、アクネ菌が一箇所で過剰に発生しないような肌環境を作ることの方が重要です。

つまり、ニキビの予防で大切なのは「角質肥大」を抑え、「毛穴を詰まらせないようにすること」です。



ん〜

この製品、10代〜20代前半くらいまでの方が使うことを想定としているのではないでしょうか。

ニキビ跡は色素沈着を起こしやすいので、その対策としてビタミンC誘導体などの美白剤を含む化粧品を利用することは意味がありますが、それならばVC誘導体だけのシンプルな美容液を使った方がいいと思うんですよね。

グリチルリチン酸2K(抗炎症)やレイシエキス(消炎)、さらにソルビトール発酵多糖液(抗アレルギー作用)などが含まれる一方で、ホワイトニングエッセンス同様、エタノールの含有量も高いんですよね。(※エタノールはさっぱり感を出すために使われることが多いですが、肌を乾燥させる働きもあります)

乾燥した肌にできるにきびをあまり想定していないように見えます。


ニキビの第一歩である、角質肥大の原因は乾燥、皮脂過剰などによる新陳代謝の低下の他、ホルモンバランスの乱れなども考えられており、個人差も大きいしよく分かっていない部分が多いそうです。


そういったことを踏まえると、こちらの製品に限らず、「にきび向け化粧品」という括りはなかなか難しいものがあるように思います。




ORBIS オルビス クリア ホワイト エッセンス
25ml  希望小売価格 2,520円

主観的な評価

満点は★5つ
機能 ★★
使用感の予想 ★★
コストパフォーマンス ★★
----------------------------------
総合 ★★

できてしまったにきびに関しては、皮膚科で治療を受けることが大事です。
ただ、繰り返すにきびの予防やにきび跡のケアは、美容皮膚科以外ではノータッチのことが少なくありません。

にきび用化粧品という括りは難しいのでは…と書きましたが、にきびができる順を理解して、それに手を貸してしまう化粧品の成分を避ければ、化粧品がにきびの予防に役立てる部分があります。気になる方はご相談ください!





 

<美容液> ORBIS オルビス リフト ブライト エッセンス



ORBIS(オルビス)  リフトブライトエッセンス
35ml  希望小売価格 4,410円


全成分
水、BG、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、グリセリン、ジメチコン、PEG−75、ジグリセリン、トリエチルヘキサノイン、PEG−400、水添ココグリセリル、PEG−30、ステアリン酸PEG−150、水添レチノール、ウルソル酸ベンジル、(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー、ワレモコウエキス、ソルビトール、水酸化レシチン、キサンタンガム、水酸化K、(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10−30))コポリマー、アミノプロピルジメチコン、ベヘニルアルコール、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、(グリセリン/オキシブチレン)コポリマーステアリル、ステアリン酸ソルビタン、エタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン


ORBIS(オルビス)の製品の二つ目です。

サロンでカウンセリング時におうかがいすると、多くの方が普段のスキンケアは化粧水→乳液→クリームというアイテム、手順で済ませているようです。

しかし、より効果的なスキンケアのためには「美容液」が要であると言っても過言ではありません。

美容液から優先して見ていきたいと思います。

* なぜ美容液が要なのか?
【関連記事】
化粧水・乳液・美容液・クリーム… 何を揃えるべきか 年代別に解説します 〜10代・20代編〜
化粧水・乳液・美容液・クリーム… 何を揃えるべきか 年代別に解説します 〜30代編〜
化粧水・乳液・美容液・クリーム… 何を揃えるべきか 年代別に解説します 〜40代以降編〜

「リフトブライトエッセンス」という名称や、「ハリ実感美容液で重力に負けない、弾力肌を目指す」というキャッチコピー(オルビス公式HPより)から抱くイメージとしてはたるみが気になる老化肌に効きそう…というところではないでしょうか。

実際に中身をひとつひとつ見てみます。


うーん…

使用感を重視した、オルビスらしからぬ前時代的な製品という印象です。

あまり好意的でないことを書くことになりそうなので、成分ひとつひとつを見たメモ書きも掲載。

【いつも成分考察の際に作っているメモ書きから一部抜粋】
水…基材
BG…保湿剤
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン…シリコーン油、保護皮膜を作る
グリセリン…保湿剤
ジメチコン…シリコーン油、撥水性、潤滑性、なめらかな感触を皮膚に与える
PEG−75…溶剤、保水剤、品質保持
ジグリセリン…保湿
トリエチルヘキサノイン…皮膜形成、保湿
PEG−400…溶剤、保水剤、品質維持
水添ココグリセリル…柔軟剤、乳化剤
PEG−30…溶剤、保水剤、品質保持
ステアリン酸PEG−150…界面活性剤、乳化作用
水添レチノール…レチノール(ビタミンA)真皮のヒアルロン酸増やす
ウルソル酸ベンジル…保湿、コラーゲンの維持、増強
(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー…ポリマー
ワレモコウエキス…植物エキス、抗菌・消炎・美白・収れん
ソルビトール…保湿、柔軟剤
水酸化レシチン…乳化(天然の界面活性剤)、保湿
キサンタンガム…増粘剤
水酸化K…乳化剤
(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10−30))コポリマー
アミノプロピルジメチコン…シリコーン油、撥水性、潤滑性、なめらかな感触を皮膚に与える
ベヘニルアルコール(ジメチコン/ビニルジメチコン)…シリコーン油、撥水性、潤滑性、なめらかな感触を皮膚に与える
クロスポリマー…ポリマー


「ハリ」、「弾力」などを謳っていますが、皮膚科学的にダイレクトにそこにつながる成分は「水添レチノール」と、「ウルソル酸ベンジル」くらいです。しかも表示がかなり後方なので、含有量はほんのわずかではないかと。

この製品に含まれる多くの成分が、「柔軟剤」「皮膜形成剤」「品質保持のための成分」です。

肌そのものに効かせる成分は非常に少ないです。

表面を覆ったり、柔らかくする成分が多く含まれているので、使用後の肌はもっちり、柔らかくなったように感じるのではないかと思います。

それを「ハリ」や「弾力」と言ってよいものかどうか…。


そもそも「ハリ」や「弾力」を維持するにはどうしたらよいのかというと、一番は真皮のコラーゲンやヒアルロン酸を増やす(維持)することです。

しかし、化粧品はそもそも表皮までしか到達しないと考えられているので、化粧品によるケアは難しい部分があります。

「ハリ」「弾力」「たるみ」は、化粧品の浸透率をあげたり、真皮へのアプローチができると言われる美容機器をもってしても、完全にケアはできませんし、ある程度は老化のひとつと捉え、受け入れなければならないこともあります。(エステティシャンがこれを言っちゃあオシマイですけれど)

リフトアップのために、こちらの美容液を利用するのは、どうかなぁ…。

皮膚科学的なリフトアップとは違う意味での、ハリ・弾力=肌表面の柔らかさ、しっとり感 は得られそうですが。


保湿のためだとしても、湿度に左右されない強い保湿力のある成分もほとんど含まれていないので、微妙です。

本当に、市販の製品の中では皮膚科学に忠実なタイプのオルビスさんにしては珍しい方向の製品だなぁ、という感じです。

アンチエイジング化粧品は成分の原価の関係でお高いものが多いですが、予算が少ない人でも使えるエイジング化粧品を、という目論見と実際の効果との間で葛藤がうかがえる製品です。

手に取りやすい製品価格を実現すべく、中身が中途半端になってしまった感が否めません。







ORBIS(オルビス)  リフトブライトエッセンス
35ml  希望小売価格 4,410円


主観的な評価

満点は★5つ
機能 ★
使用感の予想 ★★★
コストパフォーマンス ★★
----------------------------------
総合 ★★
 

<美容液> ORBIS オルビス エクセレントエリッチエッセンス



ORBIS(オルビス)  エクセレントエンリッチエッセンス
35ml  希望小売価格 3,150円


全成分
水・BG・グリセリン・PEG−30・ローヤルゼリー・乳酸桿菌/ローヤルゼリー発酵液・加水分解コラーゲン・水溶性コラーゲン・ザクロ果皮エキス・グリチルリチン酸2K・水酸化レシチン・ポリHEMAグルコシド・クインスシードエキス・ジグリセリン・カルボマー・キサンタンガム・(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10−30))コポリマー・水酸化K・クエン酸・クエン酸Na・フェノキシエタノール・メチルパラベン


前回までObagiの製品をご紹介してきましたが、今回からORBIS(オルビス)の製品について考えてみたいと思います。

オルビスはお値段が手ごろですし、通信販売主体のブランドなので店舗型に比べるとどこでも手に入れやすいのが魅力ですね。お使いの方も多いようです。

油分不使用・無香料・無着色も売りにしています。

お使いの方が多いので、過去に何度も成分を調べたことがありますが、全体的には皮膚科学に忠実で品質維持のための成分や使用感向上のための成分が少なく、好印象です。実際に、業務用と比較しても遜色がなく、コストパフォーマンスの面でもすばらしい製品もあります。

一方で、お値段が手ごろなだけに、効果は高いが原価も高い成分という種の成分はほとんど使えていないように見えます。

美容成分には油に溶ける「油溶性」の成分がありますし、皮脂量が低下する40代以降はスキンケアで油分を補う必要もあります。そのため、年齢を重ねたお肌にはオルビス製品だけでは難しい面があると思うのですが、20代半ば程までで、肌にトラブルがない方ならオルビス製品だけでスキンケアを完了できるのでは…と思います。

さて、本題です。

どの年代の方にとっても大切なスキンケアアイテムである「美容液」ですが、美容液という名がついていてもその中身はまさに千差万別。

こちらの美容液は「ハリやツヤが欲しい年齢肌に」がキャッチコピーですが、中身を見る以上は「保湿美容液」です。

年齢肌の2大お悩み「しわ」と「たるみ」にダイレクトに働きかける成分や、酸化を防いだり、細胞の劣化に働くような抗老化剤と言えるような成分は含んでいません。

新陳代謝を促進する作用がある「ローヤルゼリー」と女性ホルモン様の作用がある「ザクロ果皮エキス」が、強いて言えば抗老化作用でしょうか。

保湿成分としては、吸湿性のあるお馴染みの保湿剤「BG」「グリセリン」「ジグリセリン」の他、水分を抱え込む性質で強い保湿力を持つ「加水分解コラーゲン」「水溶性コラーゲン」が含まれています。

人間の肌にも真皮にコラーゲンがありますが、化粧品の成分のコラーゲンは人間の肌のものと違うので真皮に浸透してハリを増したりはしません。人間以外のたんぱく質は人のものと馴染まないそうです。そのため、コラーゲンも保湿成分の種類のひとつになります。

保湿成分としてのコラーゲンは馴染みもよく、大変優秀です。

やはり、保湿美容液として肌にトラブルのない20代半ばくらいまでの方ならば、お値段的にもお手ごろでちょうど良いのではないでしょうか。

年齢を重ねた大人の肌にはもう少しいろいろな角度から複合的なケアが必要だと思うので「保湿美容液」と考えても物足りないと思います。







ORBIS(オルビス)  エクセレントエンリッチエッセンス
35ml  希望小売価格 3,150円


主観的な評価

満点は★5つ
機能 ★★★
使用感の予想 ★★★
コストパフォーマンス ★★★
----------------------------------
総合 ★★★

<化粧水>Obagi オバジ アクティブサージ プラチナイズドローション



Obagi(オバジ)  アクティブサージ プラチナイズドローション
150ml  希望小売価格 5,250円


全成分
水・BG・DPG・グリセリン・エタノール・ナイアシンアミド・白金(次世代型プラチナ)・加水分解ダイズタンパク(コラプラス、コラネット)・加水分解コラーゲン・褐藻エキス(アクティベース成分)・ヒアルロン酸Na・ローズマリーエキス・コレウスバルバツス根エキス・PEG-6・PEG-8・PEG-32・キサンタンガム・コハク酸・コハク酸2Na・コハク酸ジエトキシエチル・ポリソルベート20・EDTA-2Na・シクロデキストリン・クエン酸Na・メチルパラベン・香料


クレジット関係のトラブル処理等に追われており、予定よりUPが大分遅れております。
申し訳ありません。

こちらの製品については特にご要望をいただいたわけではないのですが、オバジの製品についてあまり良いことを書けなかったのでフォローしたいので取り上げます。

リクエストいただいた製品が控えている中、申し訳ないのですが特定のメーカーを貶めたいわけでないことを主張したいので、一度挟ませてください。


さて、この「アクティブサージ」ライン、オバジ製品の中ではとても優秀だと思います。

お値段がやや高めのラインになりますが、一番現在の美容理論に忠実です。

アクティブサージ プラチナイズドローションから期待できる効用は
・保湿
・抗老化作用

です。

いずれも先にご紹介した「アクティブ ベースローション」よりも高い効用が期待できると思います。


保湿成分として他の製品にも採用されていた BG・DPG・グリセリン・褐藻エキスが使われていますが、さらに

・加水分解ダイズタンパク
・加水分解コラーゲン
・ヒアルロン酸Na

が追加されています。

特に、加水分解コラーゲンとヒアルロン酸Naはスポンジのようにして水分を蓄えるタイプの保湿剤なので、強力です。

水分不足型の乾燥は30代以降の大半の方で起きますが、この水分不足型乾燥の救世主がこれらの水をたくさん蓄えるタイプの保湿成分と、水分をラメラ構造(サンドイッチ状)に蓄えるタイプの成分です。(この成分の具体名はまた後日)

これら複数の働きが異なる保湿成分を組み合わせることによって、肌内部の水分量は劇的に改善します。現在の美容理論ではこうしたアプローチによって乾燥を改善するのが主流です。

真皮(肌の一番奥)にコラーゲンがあり、肌の弾力を司っているため化粧品成分のコラーゲンもハリやしわのための成分と誤解されていることがありますが、化粧品の成分は基本的に表皮までしか到達せず、ヒトのコラーゲンと組成も異なるため化粧品成分の「コラーゲン」はあくまでも保湿剤です。

ただし、水分量が増えることによって肌が潤い、乾燥していたときと比べてハリや弾力が増すため、結果的に肌にハリが出ることはあります。

ちなみに加水分解とは、成分の形を変えて浸透しやすくさせたものです。ヒアルロン酸やコラーゲンは浸透しにくいため、ビタミンCと同様、改良を加えた新しい成分がいろいろあります。




抗老化剤としては

・ナイアシンアミド
・白金(次世代型プラチナ)
・コレウスバルバツス根エキス
・ローズマリーエキス

が採用されています。

ナイアシンアミドは保湿作用を兼ね、ローズマリーエキスは美白作用(メラニンの生成を抑制)を兼ねています。

注目すべきは白金。プラチナです。

プラチナは高い抗酸化力を持つコエンザイムQ10を上回る抗酸化作用があると考えられているようです。

酸化に関わる活性酸素は十数種類あると考えられているそうですが、コエンザイムQ10がそのうちの数種類にしか作用しないのに対し、プラチナは全てに作用するという実験結果があるようです。ただし、この研究は賛否があるようなのでご参考までに。

業務用製品ではアンチエイジングラインでは多くのメーカーがプラチナを採用しています。逆にコエンザイムQ10はあまり見かけません。単純にプラチナの方が効果が期待できるという見方もできますが、プラチナを採用した方が製品価格を上げやすいので、単価を上げたいだけとも考えられます。

いずれにしても、抗老化作用がある成分は刺激が強いものが多いなか、プラチナはほとんど事故の例を聞かないので、肌への刺激という意味では安心して使える成分のひとつであるようには思います。

私は普段のスキンケアではプラチナはクリームで主に目元に使っていますし、当店のエステメニューでも「アンチエイジングコース」はプラチナを含む化粧品を使っています。



コレウスバルバツス根エキスは細胞間皮質(いわゆるセラミド)を増加させる作用があるので、自分の乾燥から肌を守る力を高める働きがあると考えられます。

植物エキスは複数の効能が確認されているケースが多く、消費者にとってイメージも良いことから配合されている製品が多いのですが、

基本的に化粧品の成分の効能の高さ(期待できる効果の強さ)は、

ヒト型成分>動物性成分≧合成・薬品成分≧植物性成分

となることが多いので、精製された植物由来成分ではなく、植物エキスそのものが実際に化粧品に配合され、使用された場合に実際にどの程度の働きが期待できるかは疑問が残ります。


一本で高い保湿力、高い抗酸化力(抗老化)が期待でき、さらにもしかするとさらっと美白効果も期待できるかもしれない、スキンケアの初手としてはほぼ完璧なこちらの製品のネックをあげるとすれば、


使用感が悪そう


ということでしょうか。

実際にテストしているわけではないので、イメージですが、少しベタベタしそうな予感がします。

安価でありながら高い保湿力を持つ「ヒアルロン酸」と「コラーゲン」の弱点がこれです。

含有量によるのですが、濃度が高ければ高いほど「ペタペタ」します。

ポリソルベート20が入っているので、うまくカバーされているような気がしないでもないのですが…。


お値段的にも、プラチナの表示がこの順位で、150ml 5,250円は妥当だと思います。

逆に業務用だともう少しお高いものの方が多いです。

40代以降の方のスキンケアの初手としては、大変おすすめの製品です。





Obagi(オバジ) アクティブサージ プラチナイズドローション
150ml 希望小売価格 5,250円


主観的な評価

満点は★5つ
機能 ★★★★
使用感の予想 ★★★
コストパフォーマンス ★★★
----------------------------------
総合 ★★★★

<美容液>Obagi オバジC5 C10 C20


 

Obagi(オバジ)  オバジ C5
10ml  希望小売価格 3,150円


全成分
エトキシジグリコール・DPG・水・アスコルビン酸・ラミナリアオクロロイカエキス(ラミナリアエキス)
アッケシソウエキス・ベタイン・アセチルファルネシルシステイン・ツボクサエキス・グレープフルーツエキス・BG・香料






Obagi(オバジ)  オバジ C10
12ml  希望小売価格 4,200円
30ml  希望小売価格 8,400円

全成分
エトキシジグリコール・PG・水・アスコルビン酸・DPG・ラミナリアオクロロイカエキス(ラミナリアエキス)
アッケシソウエキス・ベタイン・アセチルファルネシルシステイン・ツボクサエキス・グレープフルーツエキス・BG・香料






Obagi(オバジ)  オバジ C20
13ml  希望小売価格 8,400円

全成分
エトキシジグリコール・水・アスコルビン酸・ベタイン・ジグリセリン・ラミナリアオクロロイカエキス(ラミナリアエキス)
アッケシソウエキス・アセチルファルネシルシステイン・ツボクサエキス・グレープフルーツエキス・BG・香料

※画像は権利の問題があるため、amazonアソシエイトで利用可能な場合のみ掲載します




前回に引き続きオバジの製品、今回は美容液です。

私、必ずスキンケアに取り入れた方が良いと思う成分のひとつに「ビタミンC」を挙げます。

そのビタミンC主体の美容液がこちらのシリーズです。




まずは、ビタミンCを肌に取り入れた場合の効能を整理します。


メラニンの生成抑制 → シミ・ソバカスの予防

過剰な皮脂抑制 → 皮脂過剰、油分過多による新陳代謝の低下から起こる、ざらつき、ごわつき、くすみの予防、油分原因のニキビの軽減、化粧崩れの防止など

真皮のコラーゲン生成を促進 → しわ、たるみなどの予防
※ただし、化粧品は表皮までしか到達しない可能性が高いと考えられているので美容機器との併用が推奨


やはり、スゴイんですよね。

保湿以外のほぼ全ての要素のケアに有効と考えられているのが、このビタミンCです。


美容皮膚科の施術メニューにもたいてい、「高濃度ビタミンC誘導体のイオン導入」があります。

イオン導入とは、イオンの働きを利用することによって化粧品に含まれる美容成分を肌の奥まで届けるという施術ですが、美容皮膚科でも「ビタミンC誘導体」を重用しているんですよね。


さらに、ビタミンCの優れたところはもうひとつあります。

それは成分原価が安いこと。

なので、数百円の製品にもビタミンCが使われていることも少なくありません。(どのくらいの濃度かは別として)


そんないいことづくめのビタミンCですが、その反面大変な弱点があります。

それは、安定性が悪く、分解しやすいことです。

ビタミンCはその特徴からそのまま化粧品に配合されることが難しいと考えられています。

そのため、より安定化された「ビタミンC誘導体」が現在化粧品に使われるビタミンCとしては主流になってきています。



では、話を戻して今回取り上げた製品についてです。

「C5」「C10」「C20」いずれも、紫外線によるメラニン生成の抑制(=一般的にはこれを美白という)と、紫外線や老化によるコラーゲンの変質を抑える働きと、軽い保湿効果を持つ美容液だと思います。

化粧水にも使われていた「ジグリセリン」、「PG」はグリセリンに似た軽い保湿剤で、「DPG」は同じく軽い保湿剤&製品ののびを良くし、使用感の向上に貢献します。

いずれも保湿剤の部類としては、安価な化粧水にも含まれるもので保湿効果は強くないと思われます。


面白いのは「ラミナリアオクロロイカエキス」です。新しい成分です。

海藻由来の成分で角質細胞間皮質のバリア機能を強化し、紫外線ダメージによる損傷を抑える働きがあるといわれています。ビタミンCのコラーゲン生成促進の働きと相性が良さそうです。

「アセチルファルネシルシステイン」はアミノ酸の一種なので保湿剤に分類されるかと思いますが、水分を蓄えるタイプではなく、肌の水分蒸発を抑えるタイプの働きになると思うので(アミノ酸なので)こちらも強い保湿力があるとは思えません。抗炎症作用の方を期待してのことでしょうか。



ただですね、コレ、一番の着目点は肝心のビタミンCがそのまま「アスコルビン酸」なことでないでしょうか。

先にご紹介しましたが、ビタミンCは安定が悪く、壊れやすい成分です。

そのため最近は

・ジパルミチン酸アスコルビル(高い安定性を持つ油溶性ビタミンC誘導体)
・ステアリン酸アスコルビル(同上。油溶性になることによってクリームなどにも高濃度配合しやすい)
・パルミチン酸アスコルビル(ビタミンCの効果と製品の抗酸化作用を併せ持つ)
・アスコルビルグルコシド(表皮や真皮で酵素によって分解されるため高い安定性を持つ)
・リン酸アスコルビルMg(同上。さらに高い吸収率を誇る)

など、安定と吸収率がよい様々な油溶性、水溶性のビタミンC誘導体があります。

その中で、ビタミンCそのものである、アスコルビン酸はどうしても見劣りしてしまいます。

ビタミンC誘導体は改良がかなりあるので、今の最先端を「第4世代」と例えると、アスコルビン酸は「第1世代」です。

ビタミンCが製品名を象徴しているくらいなら、もう少し新しい誘導体が使われていても良いのでは… と思ってしまいます。

業務用で考えると、「アスコルビン酸」が使われたビタミンC配合と謳っている化粧品は、かなり時代遅れです。



さらに…


こちらもすでにご紹介しましたが、「ビタミンC」は本来、とっても安価な成分なんです。

改良が加えられ、機能が強化された「ビタミンC誘導体」はそうでない場合もありますけれど。

それを考えると、やっぱり、こちらの美容液も割高感があります。

C5で1mlあたり、315円
C10で1mlあたり、約350円(12mlボトルで換算した場合)
C20で1mlあたり、約645円





使用感の想像ですが、かなり「しみる」のではないかと予想します。

ビタミンC誘導体は「しみる」ものが多いですが、アスコルビン酸そのもので、濃度が高そうですし、それを緩和させる成分もちと弱い気がするので、けっこう刺激が強いのではないかと。

肌にのせたあとはさっぱりして、ベタベタしなさそうです。


んが、しかし。


繰り返しますが、化粧品の使用感と美容効果は必ずしも相関関係にあるとはいえません。


「ラミナリアオクロロイカエキス」は使ってみたい成分のひとつなんですけれど…

もっとこっちを打ち出しても良いんじゃないかなーとか、思ってしまいます。

確かにビタミンCの方が一般的には分かりやすいですけれどね。


化粧水と同じで、作りが古い印象と、割高感を覚えます。



ちなみに、公式HPの製品情報によると、

C5→キメ、ざらつきにおすすめ
C10→キメ、ざらつき、毛穴
C20→キメ、ざらつき、毛穴、肌トーン

とあります。

キメを細かくするためには、
・肌内部の水分量を増やし、たっぷり潤わせる
・コラーゲンの量と質を維持する

上記2点が大切ですが、VCは保湿にはあまり意味がありません。
だから、VCのコラーゲン生成促進効果のことを言っていると思います。が、アスコルビン酸が壊れずにそんなに浸透するかどうか疑問です。

ざらつきは皮脂過剰による新陳代謝の低下や、洗いすぎやこすりすぎによる角質肥大によって起こりやすいので、VCの過剰な皮脂を抑制する働きのことだと思うのですが、それは効果がありそう。

C10とC20では毛穴が謳われていますが、毛穴対策に大切なのは「保湿」と「たるみ予防」です。VCは真皮のコラーゲン生成を促進しますので、うまく働けばたるみ予防ができますが、こちらもアスコルビン酸で可能かどうか疑問です。

C20では「肌トーン」が出てきますが、これはVCの「メラニン生成抑制」と「色素沈着予防」効果のことだと思いますが、これは逆になぜC20だけ謳われているのか不思議です。

浸透が弱い場合のVCの一番の恩恵はこの効能だと思うのですが…。


ちょっと打ち出し方と実際の成分の内容にも違和感があります。

いや、美容業界では本当によくあることですけれど。


ん? この手の話、シャンプーでも書いた記憶があります。

これだ


特定の企業や製品を貶めるつもりはないのですが、私、消費者に誠実でないように感じる姿勢がどうも嫌いなようです。

最後ヒートアップしすぎてすいません。


結論。

今現在お使いの方には申し上げにくいのですが、

VCをスキンケアに取り入れるためにこちらを使うなら、もうちょっとお安くて成分的に新しいものがあるのではないかと思います。


Obagi(オバジ)  オバジ C5
10ml  希望小売価格 3,150円



Obagi(オバジ)  オバジ C10
12ml  希望小売価格 4,200円
30ml  希望小売価格 8,400円


Obagi(オバジ)  オバジ C20
13ml  希望小売価格 8,400円


主観的な評価

満点は★5つ
機能 ★
使用感の予想 ★★
コストパフォーマンス ★
----------------------------------
総合 ★


ビタミンC誘導体は美白効果やアンチエイジング効果など、さまざまな美容効果を持ち、なおかつ最近は油溶性、水溶性と形状のバリエーションが増え、安定性も増しています。

10代〜30代前半くらいで今現在シミの悩みがない方は、将来のシミ予防のためにぜひ化粧水で。

30代以降の方で色白の方や、シミソバカスがすでに気になる方は「たるみ」「しわ」予防のためにもVC誘導体が含まれる美容液やクリームの使用をおすすめいたします。

VCは最も基本的かつ効果的な美容成分だと思います。

成分の形状は、今回ご紹介した「誘導体」のいずれかタイプがおすすめです。



最新「第4世代」はテトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VC-IP)です。

安定性が高く、肌なじみが良いうえに吸収率も高いのが特徴です。

業務用では採用されているクリームや化粧水、美容液が割りとありますが、市販品ではどうなんだろう…。

お値段的には、含有量が比較的高いと思われるクリームの場合、30g〜40g(3ヶ月〜4ヶ月分)で5,6千円のものが多いようです。業務用メーカーでそのくらいなので、たぶん市販品の場合1.5倍から2倍になると思うので8千円〜1万円前後になってしまうんでしょうか。

ううむ…。 そのくらいだと、もっと良い成分も使えてしまいますね。



 

<化粧水> Obagi アクティブ ベースローション

 

Obagi(オバジ) アクティブベースローション
150ml 希望小売価格 3,675円

※画像は権利の問題があるため、amazonアソシエイトで利用可能な場合のみ掲載します

全成分
水・BG・ジグリセリン・エタノール・褐藻エキス・ツボクサエキス・ガラクトアラビナン
グリチルリチン酸2K・PPG-10メチルグルコース・PEG-32・PEG-6・コハク酸
コハク酸2Na・PEG-60水添ヒマシ油・PEG-11メチルエチルエーテルジメチコン
メチルパラベン・香料


製薬会社の作った化粧品ブランドで「効きそう」というイメージがあり、なおかつドラッグストアなどで簡単に入手できるためかとても人気のブランドのようです。

サロンでお話をうかがうと一番名前が出てくるように感じていたのですが、今回も一番多くご質問をいただきました。

本題です。

入っている美容成分の内訳は「保湿剤」と「肌荒れ防止成分」、それに「抗老化成分」です。


保湿剤の主はBG、ジグリセリン、褐藻エキス。

肌荒れ防止成分として、グリチルリチン酸2K、ツボクサエキス

抗老化成分として、ツボクサエキス

という感じ。


「BG」は化粧水によく使われる保湿剤のひとつですが、吸湿性がある保湿剤ですので周囲の湿度が高いときには効力を発揮しますが、空気が乾燥すれば機能も落ちます。ジグリセリン(グリセリンと似た成分)などとあわせ、さらっとして安価で使いやすいため化粧品に多用されるようです。

面白いのは「褐藻エキス」でしょうか。

海藻由来の天然成分ですが、保湿の他血行促進、肌荒れ防止など様々な働きを持つと言われています。ただ、保湿剤として考えた場合は天然保湿因子として肌内部の水分蒸発を防ぐ働きをするはずなので、水分を抱え込むタイプの保湿剤よりは効能が弱いのではないかと。



グリチルリチン酸2Kは抗炎症作用、抗アレルギー作用を持ち肌荒れを予防します。

巷の噂話では「ステロイド様成分」と言われ、弾圧されていることもありますが、カンゾウ由来の成分で連続使用してもほとんど副作用はないようです。

高濃度では「医薬品」扱いになり、軟膏などにも使われる成分です。
※危険な成分だから化粧品での使用上限が定められているのではなく、濃度が高くなると化粧品の範疇を超えて医薬品になってしまうため、使用上限が決まっています


ツボクサエキスは頻繁に採用されている成分でないため、割愛。

抗酸化作用、消炎作用があるようです。



結論。

弱い保湿力と、肌荒れ予防作用を持つ化粧水だと思います。

成分の系統的には、新しい成分を含んでおらず、一昔前の化粧品という印象は拭い去れませんが。

次に使う美容液、クリームに備え肌を整えるという目的はこちらで十分達成できると思います。

んが、しかし。

皮膜形成成分(ガラクトアラビナン)や、肌表面を覆うタイプの成分(PEG-11メチルエチルエーテルジメチコン)が含まれているのが気になります。

美容液やクリームの有効成分の吸収を阻害する、とまでは言えませんが邪魔になるんじゃないかなぁ…。

スキンケアの一番手であるはずの化粧水には、表面を覆うタイプの成分は本来必要ありません。最後の手順になるクリームや、メイクアップのためのファンデーションには入っていてもかまわないし、むしろ入っていた方が良い場合だってありますが。

それと、エタノールの含有量が高いのもちょっと気になります。

エタノール配合の主な目的は「使ったときにサッパリ感を出す=使用感を良くする」ことです。他に、確かに乾燥促進作用もありますが。

だから、同じレーベルに「しっとりタイプ」と「さっぱりタイプ」がある場合、さっぱりタイプにはエタノールが入っていることが多いです。



んーーー。



メーカーさんの商品説明には「角層に奥深くみたされていくようなうるおいを実感できます」とあるので、脂性肌向きの製品にしたいわけではないと思うし、脂肌向きの製品だとしたらシリコンはもっと不要だと思うし…。

どういう年代の方、どういう肌質の方がこれを選べば良いのか、決め手がはっきりしません。

使用感を良くするための成分と、肌のために配合されている美容成分がちょっとちぐはぐというか、迷いが見える気がしてなりません。



ちなみにこのライン、次のアイテムはすぐに乳液なんですよね。

この化粧水の次にすぐに乳液だと、かなり肌の水分量は低下するように思います。

表面を覆うタイプの成分が入っているので、表面取り繕うことにはなると思うんですけれど。肌内部(角質層まででも)は置き去りになってしまう心配があります。

それで、150ml 3,675円ですものね。

ちょっと、高い、かな。

人件費や広告費の積み上げが少ない業務用ではもっと良い成分が使えてしまうなぁ… と思うのは仕方がないにしても、きっと市販でももっと良い成分が使えるのでは? と考えてしまいます。


使用感は、相当良いんじゃないかと思います。

だけど残念なことに使用感の良さと美容効果は比例しないのです。


お使いの方には申し上げにくいのですが、きっともっと方向性がはっきりしていてコストパフォーマンスの良い化粧水があるのでは、と私は思ってしまいます。




Obagi(オバジ) アクティブベースローション
150ml 希望小売価格 3,675円


主観的な評価

満点は★5つ
機能 ★★
使用感の予想 ★★★
コストパフォーマンス ★★
----------------------------------
総合 ★★



ここで掲載する化粧品や成分の解釈は、私なりのもので必ずしも正しいわけではありません。

物事の捉え方や考え方は人それぞれです。

自分が良いと思うなら、それは良いのです。

「効いている 合っている」と思うことで得られるプラシーボ効果は、軽視できません。