いよいよ4月に入りましたね。
雪どけが遅かった札幌もここ数日、10℃前後の日があってやっと春めいてきた気がします。
雪国の春のはじめはなんだか埃っぽいし、雪に埋もれていたゴミが道路に散乱していたりして、なんだかすごく汚い。
でも……それでもやっぱり、気持ちいいですよね!
アパレルで仕事をしていたとき、札幌が日本で一番春物の動きが早いと言われていたのを春が近づいてくると毎年思い出します。もうあれから20年近く経ちますけどね。
さて。
洋服に季節感があるのは当然ですが、お肌にも季節感というか、季節ならではの特徴みたいのがあります。
冬は乾燥、
夏はテカリや化粧崩れ、
というのは分かりやすいですが、春や秋のような比較的過ごしやすい季節にも案外とあります。
春に目立ちやすいお肌の困りごとといえば、「くすみ」
暖かくなってきて、春物をひっぱり出して着てみたら、なんだかすごく似合わない気がする。去年はすごく気に入っていたのに……
そんなことってないでしょうか?
体型や健康状態に大きな変化がないはずなのにそう感じるのなら、
肌がくすんでいて、お顔の色が本来の色より暗くなっているせいかもしれません。
くすみの原因は角質肥厚
お顔の色が暗くみえたり、触れるとざらざらしていたり、ごわごわするような時に真っ先に考えられるのは角質肥厚。角質が厚くなった状態です。
ヒトの肌は28日から75日程の年齢によって異なる周期で生まれ変わっていますが、そのサイクルが乱れたり、サイクルそのものが長くなることによって角質が必要以上に厚くなることがあります。
なお、サイクルが長くなる主な理由は年齢、乱れるのははっきりと原因が分かっていないようですが、内分泌、生活習慣、季節、肌の特徴などさまざまなことが関わっていそうとのこと。よくある話ですね。
また、角質が厚くなりやすくなるひとつの原因として肌の乾燥もあるようです。
湿度が低いうえ、暖房の利いた室内で過ごすことが多い冬は当然、他の秋や春よりも肌が乾燥します。
その状態で数か月を過ごした春の肌は角質が厚くなりがちなのですよね。
角質ケアはピーリング? ゴマージュ?
お顔の角質ケアならば圧倒的にピーリングがおすすめ。
ピーリングは酸や酵素を用いた科学的剥離。
ゴマージュはスクラブ剤などを用いた物理的剥離です。
肌は「こする」などの物理的刺激に弱く、繰り返しこすることで茶色く黒ずんだり(色素沈着)してしまいます。特にお顔は力を加えると、真皮のエラスチンなどが傷んでしまい、しわやたるみを誘発することがあるので、触り方や扱い方には細心の注意を払いたいところ。
そのため、お顔の角質ケアには物理刺激が控えめなピーリングがおすすめです。
物理刺激を極力抑えるという観点で、アイテムは洗顔料が最も適しています。
成分は酵素よりも酸がおすすめ
家庭用のピーリング効果のある洗顔料だと、「酵素」タイプが多いですが、美容皮膚科やエステサロンで主に使うのは酸です。
実際に扱っている経験からいっても酸の方が角質を確実に落とす感じがあります。
フルーツ酸やグリコール酸などが1%~3%配合された洗顔料をたっぷり泡立てて、30秒から1分程度泡パックしてから流すのがおすすめ。
ご自身の角質の厚さに合わせて酸の濃度と放置時間を調整してください。
巷には5%以上のピーリング剤が配合された洗顔料やふき取り化粧水もありますが、ご家庭での使用は個人的にはおすすめしません。
扱いが難しく逆に肌トラブルを起こしやすいのと、それだけの角質ケア後の使用に適した保湿成分を含む美容液やクリームがホームケアでは手に入りにくいからです。
まとめ
春先には角質が厚くなりがち。
角質が厚くなった状態だと肌色が暗くみえたり、ごわつきやざらつきがあり、手ざわりやメイクのりが悪くなることも。
酸を1%~3%含む洗顔料で角質オフするケアがおすすめです。
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ピーリングやゴマージュ、その手順についてもっと詳しく知りたい場合は美容情報に特化したブログの過去記事よりご覧いただけます
skin-care.page
そう、秋も同じようにくすみが目立ちがちで角質ケアが特におすすめな季節なのです。
……とはいえ、
適切な化粧品を探すのがしんどかったり、
結局どのくらい泡立てて、どのくらい放置すればいいか分からなかったり、
やってみたはいいものの、手持ちのスキンケアアイテムの保湿力が足りなくて逆に乾燥したり、荒れたり……
あるあるですよ。
そんな時はこれ。
外注です。
いろいろゆとりがあるのなら外注に越したことありません。
人にしてもらった方が気持ちいいですしね。
■店舗情報
札幌市豊平区豊平3条2丁目1-51
エリズビル503号室
011-815-2375(月曜定休/10時-20時)
sentakubiyori.info