<化粧水> Obagi アクティブ ベースローション

 

Obagi(オバジ) アクティブベースローション
150ml 希望小売価格 3,675円

※画像は権利の問題があるため、amazonアソシエイトで利用可能な場合のみ掲載します

全成分
水・BG・ジグリセリン・エタノール・褐藻エキス・ツボクサエキス・ガラクトアラビナン
グリチルリチン酸2K・PPG-10メチルグルコース・PEG-32・PEG-6・コハク酸
コハク酸2Na・PEG-60水添ヒマシ油・PEG-11メチルエチルエーテルジメチコン
メチルパラベン・香料


製薬会社の作った化粧品ブランドで「効きそう」というイメージがあり、なおかつドラッグストアなどで簡単に入手できるためかとても人気のブランドのようです。

サロンでお話をうかがうと一番名前が出てくるように感じていたのですが、今回も一番多くご質問をいただきました。

本題です。

入っている美容成分の内訳は「保湿剤」と「肌荒れ防止成分」、それに「抗老化成分」です。


保湿剤の主はBG、ジグリセリン、褐藻エキス。

肌荒れ防止成分として、グリチルリチン酸2K、ツボクサエキス

抗老化成分として、ツボクサエキス

という感じ。


「BG」は化粧水によく使われる保湿剤のひとつですが、吸湿性がある保湿剤ですので周囲の湿度が高いときには効力を発揮しますが、空気が乾燥すれば機能も落ちます。ジグリセリン(グリセリンと似た成分)などとあわせ、さらっとして安価で使いやすいため化粧品に多用されるようです。

面白いのは「褐藻エキス」でしょうか。

海藻由来の天然成分ですが、保湿の他血行促進、肌荒れ防止など様々な働きを持つと言われています。ただ、保湿剤として考えた場合は天然保湿因子として肌内部の水分蒸発を防ぐ働きをするはずなので、水分を抱え込むタイプの保湿剤よりは効能が弱いのではないかと。



グリチルリチン酸2Kは抗炎症作用、抗アレルギー作用を持ち肌荒れを予防します。

巷の噂話では「ステロイド様成分」と言われ、弾圧されていることもありますが、カンゾウ由来の成分で連続使用してもほとんど副作用はないようです。

高濃度では「医薬品」扱いになり、軟膏などにも使われる成分です。
※危険な成分だから化粧品での使用上限が定められているのではなく、濃度が高くなると化粧品の範疇を超えて医薬品になってしまうため、使用上限が決まっています


ツボクサエキスは頻繁に採用されている成分でないため、割愛。

抗酸化作用、消炎作用があるようです。



結論。

弱い保湿力と、肌荒れ予防作用を持つ化粧水だと思います。

成分の系統的には、新しい成分を含んでおらず、一昔前の化粧品という印象は拭い去れませんが。

次に使う美容液、クリームに備え肌を整えるという目的はこちらで十分達成できると思います。

んが、しかし。

皮膜形成成分(ガラクトアラビナン)や、肌表面を覆うタイプの成分(PEG-11メチルエチルエーテルジメチコン)が含まれているのが気になります。

美容液やクリームの有効成分の吸収を阻害する、とまでは言えませんが邪魔になるんじゃないかなぁ…。

スキンケアの一番手であるはずの化粧水には、表面を覆うタイプの成分は本来必要ありません。最後の手順になるクリームや、メイクアップのためのファンデーションには入っていてもかまわないし、むしろ入っていた方が良い場合だってありますが。

それと、エタノールの含有量が高いのもちょっと気になります。

エタノール配合の主な目的は「使ったときにサッパリ感を出す=使用感を良くする」ことです。他に、確かに乾燥促進作用もありますが。

だから、同じレーベルに「しっとりタイプ」と「さっぱりタイプ」がある場合、さっぱりタイプにはエタノールが入っていることが多いです。



んーーー。



メーカーさんの商品説明には「角層に奥深くみたされていくようなうるおいを実感できます」とあるので、脂性肌向きの製品にしたいわけではないと思うし、脂肌向きの製品だとしたらシリコンはもっと不要だと思うし…。

どういう年代の方、どういう肌質の方がこれを選べば良いのか、決め手がはっきりしません。

使用感を良くするための成分と、肌のために配合されている美容成分がちょっとちぐはぐというか、迷いが見える気がしてなりません。



ちなみにこのライン、次のアイテムはすぐに乳液なんですよね。

この化粧水の次にすぐに乳液だと、かなり肌の水分量は低下するように思います。

表面を覆うタイプの成分が入っているので、表面取り繕うことにはなると思うんですけれど。肌内部(角質層まででも)は置き去りになってしまう心配があります。

それで、150ml 3,675円ですものね。

ちょっと、高い、かな。

人件費や広告費の積み上げが少ない業務用ではもっと良い成分が使えてしまうなぁ… と思うのは仕方がないにしても、きっと市販でももっと良い成分が使えるのでは? と考えてしまいます。


使用感は、相当良いんじゃないかと思います。

だけど残念なことに使用感の良さと美容効果は比例しないのです。


お使いの方には申し上げにくいのですが、きっともっと方向性がはっきりしていてコストパフォーマンスの良い化粧水があるのでは、と私は思ってしまいます。




Obagi(オバジ) アクティブベースローション
150ml 希望小売価格 3,675円


主観的な評価

満点は★5つ
機能 ★★
使用感の予想 ★★★
コストパフォーマンス ★★
----------------------------------
総合 ★★



ここで掲載する化粧品や成分の解釈は、私なりのもので必ずしも正しいわけではありません。

物事の捉え方や考え方は人それぞれです。

自分が良いと思うなら、それは良いのです。

「効いている 合っている」と思うことで得られるプラシーボ効果は、軽視できません。